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水槽に魚を多く入れすぎていませんか?
魚が多すぎると魚が
すぐ死んでしまったり、
水槽が臭ったりと
色々な問題が出てきます。
この記事では水槽サイズによる
飼育できる魚の数について解説します。
匹数の考え方
水1ℓにつき魚1匹
この考え方が基本です。
例えば30cmキューブ水槽だと
水をいっぱいに入れると27ℓなので
27匹の魚が飼えるということになります。
ただ大きな魚と小さな魚を
一緒に考えるとダメなので、
ここでいう魚は全長1cmとして考えています。
つまり全長3cmの魚を入れるならば
3ℓで1匹です。
全長1cmはネオンテトラくらいの大きさですよ。
先ほどの30cmキューブ水槽に
全長9cmのエンゼルフィッシュは
3匹飼えるということになります。
水槽サイズ別の目安
水槽サイズ | 水の量 | 魚の匹数目安 |
---|---|---|
30㎝水槽 | 15ℓ | 15匹 |
30㎝キューブ水槽 | 27ℓ | 27匹 |
45㎝水槽 | 36ℓ | 36匹 |
60㎝水槽 | 65ℓ | 65匹 |
90㎝水槽 | 182ℓ | 182匹 |
120㎝水槽 | 242ℓ | 242匹 |
これを見ると案外おおくの魚が
飼えるんだなと感じますね。
もちろんフィルターが万全だったり、
全長1㎝の小さな魚の場合の匹数です。
コラム:水槽の水量の計算方法
幅(cm)×奥(cm)×高(cm)÷1000=水量(ℓ)
1ℓは1000cm3と一緒です。
つまり水槽本体の幅と奥行き、
高さをそれぞれ掛け合わせると
水量が求められます。
水槽サイズによって入れられる魚の目安を解説しました。
しかしそれ以上に
絶対入れられないのでしょうか?
より多くの魚を飼えるようにする
ポイントが2つあります。
①フィルターのろ過能力
ひとつ目が水をキレイにする
フィルターのろ過能力です。
ろ過能力が高いフィルターを使えば、
その分水をよりキレイにしてくれます。
するとより多くの魚を
入れられるようになります。
フィルターには適合水槽サイズ
というものが決められているので、
ワンランク上のフィルターを
使うと良いでしょう。
注意点としてはフィルターを
ランクアップさせすぎると
モーターも強くなってしまい、
水槽内が洗濯機状態となってしまいます。
ワンランクだけ上の
フィルターにしましょう。
②水換えの頻度・量
アクアリウムのメンテナンスとして
大切な水換えの頻度もポイントです。
魚を多く入れるとその分
食べ残しやフンで水が汚れます。
フィルターで水をキレイにする能力にも
限界があります。
そのため定期的に水槽の水を
新しく入れ換える作業が必要となります。
通常は週に1度程度に1/3程度の水を
換えるくらいで良いですが、
多くの魚を入れるときには
週に1~2度、水槽の半分くらいの水を
換える方がいいでしょう。
水換えの頻度も量も多くするのです。
魚をたくさん飼う水槽の
フィルター選びのポイントとなるのは
次の通りです。
- ろ過能力の高さ
- 空気が供給されるか
魚をたくさん入れるとその分
フンが増えるので
水が汚れやすくなります。
ろ過能力が高いフィルターを
選ぶ必要があります。
ろ過能力は簡単にいうと
ろ材が多く入れられることです。
もうひとつのポイントは
空気が供給されるかどうかです。
空気が供給されると
魚が酸欠にならないことと、
ろ材のバクテリアの働きが活発になります。
この2つのポイントを満たす
フィルターは次のタイプです。
上部フィルター
水槽の上に置くタイプです。
魚をメインに飼う水槽だと
1番ポピュラーなフィルターです。
ろ材容量も大きく、
メンテナンスもしやすいです。
水を吸い上げて、
ろ材を通過して水を落とすように
水槽に戻します。
その過程で空気が取り込まれます。
注意点としては水槽の上に置くので
枠がついたフチあり水槽でしか
使えない点です。
おしゃれなオールガラス水槽だと
強度的に不安があるので避けましょう。
底面フィルター
水槽の砂利の下にセットするタイプです。
底に敷いた砂利すべてが
ろ材として使われるので
ろ過能力はかなりのものです。
またエアーションと組み合わせて使うので
空気も供給されます。
価格も安く、セットも簡単なので
初めての方にもオススメですよ。
しかしメンテナンスしにくいのが
デメリットで
目詰まりを起こすと
水槽をすべてリセットしないといけません。
水換えを多くする
水槽では定期的に水を1/3くらい抜いて
新しい水を入れる作業を行います。
フィルターで水をキレイにするのは
限界があるので
定期的なメンテナンスが必要なのです。
通常は週に1度、水槽の1/3くらいの
水を新しくしていきます。
しかし魚を多く飼っているときには
水が汚れるスピードが早いため、
水換えの頻度と量を多くしないといけません。
目安としては週に1,2回、
半分くらいの水を換えるようにしましょう。
エアーションをする
水槽に空気を供給しましょう。
水をキレイにするバクテリアも
酸素が必要です。
上部フィルターや底面フィルターだけでも
空気は取り込まれますが、
より効果を発揮するためには
エアーポンプでのエアーションが
ベストですよ。
エサの与えすぎ
多くの魚を飼っているからといって
餌を与えすぎてはいけません。
水を汚す原因です。
エサを与えるときは
すぐに食べ切れる量を
何回かに分けて与えましょう。
一度に多くのエサを入れると
食べ残しが増えてしまいますよ。
少しずつ魚を増やす
魚をたくさん書いたいからといって
いきなり多くの魚を入れてはいけません。
必ず少しずつ増やすようにしましょう。
少しずつ増やしてあげると
ろ材の中のバクテリアも
少しずつ増えていきます。
いきなり入れると
バクテリアが足りなくなって
水が白く濁ったりしてしまうのです。
①水面で魚が口をパクパクしている
基本的に魚は口をパクパクしています。
しかし水面近くでしきりに
口をパクパクしているときは
酸欠の恐れがあります。
つまり魚が多すぎて
水中の酸素が足りなくなっている状態です。
すぐにエアーションをするか、
水槽サイズを見直しましょう。
フィルターの排水口の向きを変えたりして
空気を多く取り込むようにしましょう。
②水槽が臭う
ちゃんと管理された水槽は無臭です。
生臭かったり青臭いときは異常です。
水がキレイになっていないかもしれません。
もしかしたら水槽の影となる場所で
魚が死んでいることもあるので
注意してみてください。
③水が濁る
同じくちゃんと管理された水槽は透明です。
白く濁ったり、
黄ばんでいるときは異常です。
詳しくは下の記事でまとめています。
水槽サイズ別の魚の飼育数の目安をまとめました。
目安としては1ℓに1匹ですが、
魚のサイズによって変わります。
過密水槽になると魚がすぐに
死んでしまうこともあるので、
気をつけながら魚を
増やしていきましょう。