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水槽における適温とは?
水槽には魚や貝、
水草などが入っています。
水槽の適温とはそれらの生き物たちが
ちょうど良いと感じる水温です。
例えばネオンテトラなどの
熱帯魚であれば25℃くらいだし、
日本の渓流に住む魚であれば
20℃以下といった感じです。
一般的にはだいたい25℃くらいであれば
問題ないと思いますよ。
逆に30℃を超えるようになる時は
何かしらの対策が必要になります。
また、水槽の水温は1日でも変化します。
太陽が出る日中は少し高くなったり、
夜は水温が低くなったりします。
1日の水温差が大きすぎると
魚の調子も悪くなってしまうので
注意が必要です。
①気温が上がるから
夏になって気温が30℃を超えるようになると水温も同じく上昇します。
真夏で日中の気温が35℃を超えると
水温もあっという間に30℃を
超えるようになります。
留守にしているときなど
部屋が締め切られているときには
特に注意が必要ですよ。
②ライトが熱くなるから
水槽を照らすライト自体も熱を持ちます。
点灯中にライトを触ると暑いですよね?
そのライトが熱源となって
水温を上げてしまうのです。
明るいLEDライトを使っているときは
特に注意が必要です。
③水槽に蓋をしているから
水槽に付属しているガラス蓋を設置している時は水温が上がりやすいですよ。
水面から水が蒸発する時に、
気化熱を放出するので水温が下がります。
水槽に蓋をしていると
水が蒸発しにくくなるので
水温が下がらなくなってしまうのです。
①水槽の蓋を取る
水槽に蓋をしていると
熱気がこもってしまい、
水温上昇につながります。
魚の飛び出しの危険がなければ
取ってしまいましょう。
蓋がなくなると水面からの蒸発量も増えて
水温低下にもつながります。
飛び出しが気になるのであれば
柔らかいネットに変えるのも手です。
②ライト点灯時間を見直す
ライトの点灯時間を見直しましょう。
1日10時間点灯している場合は8時間にしたり、
気温が上がる昼間に点灯している場合は
夕方から点灯するように
設定を変えたりします。
少し設定を見直すだけでも
効果がありますよ。
③水槽周りを整理する
水槽に冬の断熱材がそのまま覆っていたりすると水温が高いままになってしまいます。
夏場は水槽の周りをスッキリさせて
風通しをよくしましょう。
水槽に冬の断熱材がそのまま覆っていたりすると水温が高いままになってしまいます。
夏場は水槽の周りをスッキリさせて
風通しをよくしましょう。
また、昼間不在にするならば
部屋のカーテンを閉めて出かけるのもいいでしょう。
④エアーションを強める
水温が高くなると問題になるのが酸欠です。
水は温かくなると水中の溶存酸素が減って酸欠状態になるのです。
そのため水温が上がってきたなと気づいたら
エアーションを強めてあげると良いでしょう。
稼働時間を長くするとか、
気温が上がる昼間付けておくなどです。
水槽が30℃を超えるような状態でも
エアーションをしていると
最悪の事態は避けられることもあります。
⑤部屋のエアコンをつける
普段生活している部屋に水槽がある時には
エアコンをつけて室温を下げると
水温上昇も抑えられます。
昼間仕事などで不在にしているなら、
昼間はライトをつけずに、
帰ってきて部屋のクーラーをつけた時に
ライトを点灯するような設定にすると
水温上昇を抑えられますよ。
最高気温が30℃を超える日が出てきたら
環境を見直すことだけでは
厳しくなってきます。
水槽用の冷却アイテムを使ってみましょう。
①冷却ファン
メリット:安い,設置が楽,手に入りやすい
デメリット:効果が薄い,音がうるさい,水が蒸発する
アクアリウムで最も一般的な
冷却アイテムです。
水槽に引っ掛けて使う
アクアリウム専用の扇風機です。
アクアリウム用品がある
ホームセンターなどにも必ずありますよ。
水面からの蒸発を促すことで
水温を下げる効果があります。
クーラーをつけた部屋で稼働させると
より効果があります。
一方でこれだけでは冷却効果は薄く、
水温を2~3℃程度しか下げる力はありません。
また、可動音がするため
気になる方は注意が必要です。
②ライトのリフトアップ
メリット:ライトの影響を少なくできる,安い
デメリット:光量が下がる
今つけているライトを水面から離すことで
水温上昇を防ぐ方法です。
各水槽サイズにリフトアップが売られています。
ライトによっては専用の
リフトアップアイテムがあるので
おしゃれな雰囲気にもなりますよ。
③水槽用クーラー
メリット:冷却効果絶大,温度設定ができる
デメリット:高い,設置が手間
水槽の冷却アイテムで最も効果のあるのが水槽用クーラーです。
外部フィルターに設置することで
取り込んだ水を冷却してくれます。
温度も設定できるので真夏でも
理想の水温を保つことができます。
ただ、本体価格がまだまだ高いことや、
電気代がかかること、
設置が手間などデメリットもあります。
ただ効果はやはり絶大ですので
余裕がある方は水槽用クーラーをオススメします。
水温が高くなってきた時に
保冷剤や氷を直接水槽に入れるのは
オススメしません。
氷の周囲だけ水温が極端に下がってしまうからです。
生き物にとって急激な水温変化は、
調子が悪くなる元です。
なかにはショックで気絶してしまう
生き物もいるかもしれません。
- ライト設定:18時-24時
- 冷却ファン:0時-18時
- リフトアップ
私の場合、気温が高くなる昼間は
ライト点灯を避けています。
昼間は仕事などで外出していることが多いので、帰ってきて部屋にクーラーをかける時間帯に水槽の照明をつけるようにしています。
ライト点灯時間以外は
冷却ファンを回しっぱなしにしています。
冷却ファンは消費電力も小さめなので
長時間稼働させていても
電気代としてはそれほど高くなりません。
水の減りは多くなってしまいますが、
これくらいしないと水温を30℃以下に
保つことは難しいです。
①生き物の調子が悪くなる
水温が30℃を超えてくると
魚やエビの調子が悪くなってきます。
1番の理由は水中の溶存酸素が減って
酸欠になるからです。
生き物を多く飼っている水槽では
エアーションを強めにしてあげる必要があります。
水換えを行うことも効果がありますよ。
②水草が枯れる
生き物以上に影響があるのは
水草の枯れです。
育てやすいと人気のミクロソリウムや
ボルビティスなどのシダ系の水草は
「シダ病」にかかりやすくなります。
「シダ病」は水温が高くなると
発生しやすくなる病気で
葉っぱが黒くなって枯れていきます。
③コケが繁殖しやすくなる
ガラス面や水草にコケが増えてしまいます。
調子が悪くなった魚が食べ残したエサが
増えると水が汚れてしまいます。
また、水温が高くなると
苔の成長スピードも上がるので
余計に水槽が汚くなってしまいます。
暑い夏を乗り越える方法を解説しました。
1番いいのは水槽用クーラーです。
私が実践している方法がコスパ的にもいいと思ってますので
ぜひ参考にしてみてください。