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アクアリウム初心者の入門種と
紹介されるアヌビアス ナナ。
私も始めたばかりの時に購入しました。
一方でアヌビアスには様々な品種があり、
初心者の私にはどれを選べば良いか迷いました。
そこでこの記事では、私の経験をもとに
アヌビアスの育て方から品種、
レイアウトについて
簡潔にまとめていきます。
・アヌビアスは育てやすいがコケに注意
・光量も二酸化炭素も抑え気味がベスト
・溶けるのはキツく巻きすぎるのが原因かも
アクアリウムを始めて7年ほど経ちますが
初めて購入したアヌビアス ナナの株は
まだ健在です。
初心者向けの水草というのは本当なのです。
もちろん全く光が当たらないだとか
水質が異常に悪いだとかの
環境であれば枯れます。
ある程度安定した水槽であれば
問題なく成長してくれます。
水槽の環境
育てやすいアヌビアスといっても
最低限度の水環境は必要です。
ここではどんな環境を目指すべきかまとめていきます。
1灯でも問題なく育ちます。
2灯の方が葉の展開が早いです。
それ以上の光量で
育てたことはありませんが
あまり強すぎると
葉焼けを起こすようです。
陰性水草なので強すぎない方が
良いでしょう。
LEDでも問題なく育ちます。
波長によっては水草に適さない
LEDもあるので注意が必要です。
ただ、照明(光量)に関してアヌビアスは
あまり深く考えなくても良さそうです。
明るいと早く成長する、
くらいの感覚です。
冬にヒーター無しで育ててみたことがありますが枯れたり溶けたりすることなく
成長が止まったように見えました。
問題となるのが夏です。
夏は水温が30℃前後になることはありますが特に問題はありません。
ただし常に新鮮な水が行き届くように
淀みをなくしています。
心配な方は冬はヒーターを、
夏はクーラー・ファンを設置する方が
安心でしょう。
二酸化炭素を添加しなくても
ちゃんと育ちます。
添加すれば成長は早くなるのと
葉がキレイに育ちます。
アヌビアスは環境適応力に優れているので
水質に関してシビアになる必要はありません。
実際、私は定期的に水質を測って
調整したりしたことは一度もありません。
必要ありません。
よりきれいに育てたい場合は
少量滴下すると良いでしょう。
私はたまにK(カリウム)を添加します。
基本は活着させる
アヌビアスはソイルや砂利などに
植えるのではなく、
流木や石に巻きつけて活着させます。
株部分を砂利などに植えてしまうと
溶けてしまいます。
必ずテグスやビニタイなどで
活着させましょう。
その時注意したいのが
株を傷めないことです。
キツく巻きすぎたり、
根を切る時に株も切ってしまうことが
ないようにしましょう。
最近は石や流木のすき間に
挟み込むようにしたり、
水槽用の瞬間接着剤で固定することが多くなりました。
ひとつひとつ巻くのは大変ですしね。
配置場所
特に配慮する点はありません。
水流がない場でも育ちます。
成長速度は遅い!
アヌビアスの成長はかなりゆっくりです。
新しい葉が展開まで1か月以上かかります。
大きくなるのにも時間がかかります。
人によっては日に日に成長していく水草を
見たいと思う方もいるかもしれません。
しかし成長が早い水草というのは
頻繁なトリミングが必要となるため
維持管理が思ってる以上に面倒です。
その点でもアヌビアスは初心者向けと言えます。
苔について
上述したようにアヌビアスの成長はゆっくりです。
そのため悩ましいことに苔の被害を被りやすいです。
成長速度を早めるために
照明を明るくしたり、
二酸化炭素を添加したり、
液肥を添加すると
苔がアヌビアスの葉を覆い尽くします。
コケ取り生体を入れれば良いと思うかもしれませんが
コケの種類によっては期待できません。
コケが着いたアヌビアス ナナ。
石巻貝やエビでも食べてくれません。
仮にキレイになったとしても徐々に
アヌビアスの葉に穴が空いてきます。
対策としてはコケが発生しにくい水槽にすることです。
- 低光量
- 二酸化炭素無添加
- 貧栄養
これがアヌビアスをキレイに維持する
ベストな環境です。
これまで様々な品種のアヌビアスを
育ててみて感じたのは
アヌビアスはどの品種でも
育てやすさは変わらない
ということです。
例外なのは葉に斑が入っている種です。
小型種であれ大型種であれ
上記の環境であれば問題なく育ちます。
小型種
アヌビアスの小型種のプチです。
葉の大きさは5mm前後までしか大きくなりません。
小さく主張が激しくないため
レイアウトに用いやすい種です。
アヌビアス プチの葉が黄緑から黄色のタイプです。
こちらもレイアウトに用いやすい種です。
中型種
アヌビアスで最もメジャーなのがナナです。
流通量が最も多く価格も安いので
アヌビアスの中で最も目にする種でしょう。
アヌビアス ナナの葉が黄緑から黄色のタイプです。
葉の大きさはナナと変わらないくらいか小さめが多いです。
葉が丸みを帯びたタイプのアヌビアスです。
葉が特徴的で可愛らしいので
筆者が1番好きなアヌビアスです。
葉が細身のアヌビアスです。
葉に比較的広い範囲で白い斑が入るアヌビアスです。
アヌビアスの中でも高価な部類に入ります。
葉が完全に白いタイプは育成が難しく、
初心者向きではありません。
大型種
30cm以上の高さになるので
大型水槽に向きます。
主張が激しいためレイアウトは
限定的になりがちです。
はじめのうちは手を出さない方がいいかもしれません。
基本に忠実に
アクアリウムの基本として
水槽の前面から背面にしたがって
小型種→中型種→大型種
となるように配置します。
こうするとバランスが良くなり、
全部の水草が映えます。
影になるところに
アヌビアスは低光量でも育ちますので
流木や石の影となるような
光が届きにくい場所に配置します。
そうすることで水槽全体に
水草を配置することができ、
ボリューム感が出て見応えのあるレイアウトになります。
種類ごとでまとめる
複数種のアヌビアスを入れる際は
種類ごとでまとめた方が統一感が生まれ
よいレイアウトとなるでしょう。
・アヌビアスは育てやすいがコケに注意
・光量も二酸化炭素も抑え気味がベスト
・溶けるのはキツく巻きすぎるのが原因かも