【計算方法】アクアリウム水槽の電気代・ランニングコストはどれくらいかかる?

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新しいことを始めるにあたって
気になるのは
ランニングコストだと思います。

電気代ってどれくらいかかるのかなあ

電気代高くなりそうだな

など思うかもしれません。
そこでこの記事では
アクアリウム水槽維持における
電気代について計算してみました。

水槽の電気代計算方法

計算に使う要素

一般的な電気代の計算は、

  • 機器の消費電力(W/時間)
  • 電力使用量(時間)
  • 電力量料金(円/W)

を用いて計算します。

機器の消費電力(W/時間)

1時間当たりに消費する電力を表します。
値が大きいほど電気代が高くなります。

髪を乾かすドライヤーは1000W前後、
LED電球は7W前後とものによって
かなり差があります。

電力使用量(時間)

電力を使う時間です。
長くなるほど電気代は高くなります。

電力量料金(円/kW)

使用電力当たりかかるお金です。
電力会社によって異なりますが、
1000Wh当たり25円前後です。

計算式

上記の3つの要素から電気代を求める式は

となります。

電気代がかかる用品と計算条件

ここからはそれぞれの水槽用品で
使用状況と消費電力を
調べていきましょう。

照明

水草の育成にはもちろんのこと、
タイマーを使って1日のリズムを
作り出すことで
生体の調子も良くなります。

1日8時間点灯と仮定します。

フィルター

水槽の水をきれいにするための
フィルターです。
フィルターがあれば維持管理が
楽になります。

フィルターの場合は
24時間稼働しています。

そのため電力消費時間も
24時間で考えます。

ヒーター(冬)

冬の水温低下を抑えるヒーターです。
日本に生息する生体でも飼育するときには
ヒーターを入れることを推奨しています。

ヒーターは1日に
合計8時間付けると仮定
します。
冷える夜間にずっと付いているイメージです。

冷却ファン・クーラー(夏)

夏の水温上昇を抑える機器です。
水温が高くなると酸欠を起こしたり
水草が枯れたりするため
30℃以下に保つことが重要です。

昼間の8時間使用すると仮定して計算します。

エアーション

主に生体メインで飼育するときには
水中の酸素量を上げるために
エアーションします。

24時間付けると仮定します。

1ヵ月あたりの電気代目安

そしてそれぞれの用品での
1ヵ月の電気代を計算していきます。

照明(8時間)

商品名メーカー名消費電力電気代
フラットLEDコトブキ14W84円
クリアLEDGEX17.5W105円
TRIANGE LEDAqullo29.4W176円


フィルター(24時間)

タイプ商品名メーカー名消費電力電気代
外部2213エーハイム6W108円
上部グランデカスタム600GEX11W198円
外掛けワンタッチフィルターテトラ8.4W151円


ヒーター(冬)(8時間)

水槽サイズ
(横×奥×高)
消費電力電気代
30㎝水槽
(30×20×25㎝)
50W300円
30㎝キューブ水槽
(30×30×30㎝)
75W450円
45㎝水槽
(45×27×30㎝)
100W600円
60㎝水槽
(60×30×36㎝)
150W900円
90㎝水槽
(90×45×45㎝)
300W1800円
120㎝水槽
(120×45×45㎝)
500W3000円


冷却ファン・クーラー(夏)(8時間点灯時間)

商品名メーカー名消費電力電気代
水心
SSPP-3S
水作2.8W18円
αビートルニッソー2W1020円


エアーション(24時間)

商品名メーカー名消費電力電気代
水心
SSPP-3S
水作2.8W50円
αビートルニッソー2W36円


1年にかかる電気代

各アクアリウム用品の
1年あたりの電気代は
冷却器具は7月~9月の3ヵ月、
ヒーターは11月~2月の4ヵ月使用する
と考えます。

用品使用期間消費電力年間の電気代
LEDライト毎日20W1440円
フィルター毎日8.5W1836円
ヒーター4か月間150W3600円
冷却ファン3か月3W54円
クーラー3か月170W3060円
エアーション毎日2.5W540円

年間の電気代

最低(照明+フィルター):3276円

通常:7470円


さいごに

日常家電である冷蔵庫が年間1万円と考えると
アクアリウム水槽にかかる電気代は
それほど高くないと思います。
一番電気代がかかるのは冬のヒーターなので
水槽周りを断熱するなど少しでも
電気代を節約するのが良いでしょう。