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ウキゴリという魚をご存知でしょうか?
日本の淡水魚の一種で
水中でふわふわと漂う可愛い魚です。
川で捕まえたけど飼い方が分からない
この記事ではウキゴリを4年飼っている
筆者がウキゴリ飼育について解説します。
特徴
比較的大型のハゼで流れが緩やかな
川の中流域から下流域に生息します。
水中をふわふわ浮いたりホバリングする
行動をとる習性から
「浮五里」と名づけられました。
ウキゴリの種類
第一背びれに黒い斑点がある
ウキゴリです。
この斑点で下記のスミウキゴリと
区別できます。
第一背びれに斑点がないウキゴリです。
汽水を好みウキゴリ汽水型と呼ばれていました。
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水槽設備
最低でも45㎝の水槽が良いでしょう。
成長して10㎝を超える個体もありますし
ウキゴリは夜間に結構活発に活動します。
あまりに狭い水槽だとストレスを感じて
長く生きられません
ウキゴリは底にいるだけでなく
中層も泳ぎ回ります。
飛び跳ねることもしばしばあるので
必ず水槽には蓋をして
飛び出させないようにしましょう。
フィルターも設置した方が良いです。
ウキゴリが食べ残したエサによって
コケが繁殖するなど、
維持管理のことを考えると
フィルターを稼働させた方が楽です。
糞が多いことも考えると
ある程度ろ過能力が高いフィルターが良いでしょう。
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屋内で飼う場合は照明を設置しましょう。
設定時間になると自動でオンオフしてくれる
タイマーも設置すると楽です。
同じ時間に照明が点灯・消灯することで
ウキゴリの生活リズムも整い、
体色も良くなります。
観賞もしやすくなりますしね。
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水槽環境
ウキゴリはそれほど
水質にうるさくない魚です。
底床にサンゴを使うなど
極端にアルカリ性や
酸性に寄った水質でなければ
大丈夫でしょう。
ですがカルキ抜きは必ず行い、
カルキ抜きした水道水であれば
問題なく飼育することができます。
ウキゴリは夏の高水温には弱いです。
最高でも30℃を超えないように
注意しましょう。
適温は22℃前後と考えましょう。
ウキゴリは水流がない場を好む魚です。
そのためフィルターの排水口の向きを
変えるなど水流を起こさないように
注意しましょう。
特に気にすることはありません。
レイアウト
砂質や砂利が良いでしょう。
3㎝厚くらいに敷くのがおすすめです。
あまり潜ることはありませんが
驚いたときにとっさに
潜ることがあります。
ドジョウのように頻繁に潜ることはないので、そんなに厚く敷かなくても良いです。
見栄えが良くなる点や
隠れ家としての役割も果たすので
水草を入れた方が良いです。
しかしウキゴリが泳いだり暴れたりすると
植えた水草は掘り起こされてしまうので
入れる水草は限定されます。
おすすめの水草を下に記します。
流通量も多く安価で
育成もカンタンな水草です。
成長が早く水の浄化作用も期待できます。
石や流木に活着する水草で
ウキゴリに掘り起こされる心配はありません。
成長は遅く頻繫なトリミングが必要ないため管理しやすい水草です。
水面に漂っているため
ウキゴリによってレイアウトが崩れる心配はありません。
隠れ家は必須です。
ウキゴリは基本的に物陰に潜んでいるため
隠れ家あると安心でき
ストレスを軽減することができます。
よくある土管型の隠れ家や水草の影、
石や流木のすき間も隠れ家として利用します。
ウキゴリは肉食なので
肉食魚用のエサを与えています。
特に問題なく餌付きますが
底に落ちたエサを見つけるのは難しいようなので
1粒ずつ与えた方が良いです。
一緒に入れる魚について
単独飼育をおすすめします。
複数個体を混泳させると
どうしても優劣が出てくるので
弱い個体が攻撃されます。
仕切り板を設けて完全に分離すれば
複数個体飼育することができます。
ウキゴリは比較的おとなしいので
あまり攻撃的でない種です。
ウキゴリの口に入らない大きさの
魚であれば混泳可能でしょう。
上層を泳ぐ魚が最も相性が良いでしょう。
食べられてしまいます。
エサとしてならありです。
冬にヒーターは必要?
日本に生息するウキゴリは冬の低水温でも生きられます。
しかし水槽内では外気温の影響で
朝昼の水温差が大きくなりがちです。
そのため水槽ではヒーターを設置して
水温を15℃以上に保つことをおすすめします。
浮くのは稚魚の時のみ?
ウキゴリの最大の特徴である
ふわふわと漂う行動は主に稚魚から若魚の時に
多く観察されます。
生魚もたまーに行いますが多くはありません。
基本は隠れ家でじっとしています。
そのため浮く行動は若魚の時までが
1番見られるでしょう。
ふわふわ漂うウキゴリは比較的飼いやすい魚です。
愛嬌のある可愛い顔をしている
魅力的なウキゴリをぜひ飼ってみましょう。