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1年前に初めて作ってみた
アクアテラリウムですが、
排水性の悪さからか植物が枯れたり、
カビや苔が繁殖しやすくなってます。
前から気にはなってましたが、
ちょうど連休があったので
リセットすることにしました。
前回の作品の反省とともに
アクアテラリウムの土台を作っていきます
①1番重要なのは排水性
②水漏れは最小限に
③直線的な構造は避ける
はじめてのアクアテラリウムということで
勝手がよく分からないまま作ってました。
↓詳しくは前回の作成記事をご覧ください↓
前回作品のポイント
前回のレイアウトで表現したかった
ポイントを下記に示します。
もともとはメイン水槽にある陰性水草を
ストックするための水槽でした。
ただ生体が入っている関係もあり、
すぐ苔がついてしまってました。
そのためアクアテラリウムにして
陸地に配置することで
苔の害を無くそうとしたのが
そもそものアクアテラリウム製作のきっかけです。
生体が入っているのでリセットとともに
すぐレイアウトが完了することが
理想でした。
つまりあらかじめ土台を作っておいて
あとは完成した土台を入れるだけという
方法で制作しました。
他のアクアテラリウム作品を見る中で
川があったほうが鑑賞する上でも
楽しめると感じたため川を作ろうと考えました。
ただ川があるだけではつまらなく感じたので途中で川が分岐するような
レイアウトを目指しました。
なにがダメだったのか
上記のようなコンセプトがありましたが、
実際に維持管理する中で
いろいろな問題が出てきました。
流路のことしか考えてなかったので、
スペースができたらそこに苔を配置しよう
くらいしか考えてませんでした。
そのため排水性が悪くカビが繁殖し、
徐々に枯れてしまう苔が多くなりました。
これが1番の問題でした。
完成した土台を水槽に入れるだけの製作方法だったので、
川の途中で水が漏れてしまい、
水の音が意外と大きくなってしまいました。
バラバラの土台の繋ぎ目がちゃんとできてなかったようです。
塩ビ管で支えた土台だったので
中が空洞だったことも原因でしょう。
初めてのアクアテラリウムは
土台自体が四角く作られていたので、
どうしても人工的な印象でした。
コンセプト
今回のレイアウトの大きな特徴は途中で池を作ることです。
滝から池へと水が注ぎ込み、
池から1番下へ流れるという構造です。
つまり「滝」「池」「水面」という
3段構えです。
また、「滝」から「池」にかけては
山岳地形をイメージした
「崖」の要素も加えます。
気をつけるポイント
前回を反省して新しいレイアウトでは下記のことを注意します。
排水性を高め、カビの発生や根腐れを起こさないようにします。
前回のように水が浸透せず淀んでしまう箇所をなくし、排水性の高い床材を使用します。
前回のアクアテラリウムは
湿度を保つため、
ガラスフタをして管理していました。
しかし、常時フタをしてしまうと
メンテナンスや餌やりの度に
開け閉めをせねばならず、
面倒に思えていました。
そこで今回はある程度乾燥に
強い植物のみにして
上部開放タイプの
アクアテラリウムを目指します。
使用材料
アクアテラリウムの土台制作に最適な素材は?ポリスチレンボード・スタイロフォーム・発泡ウレタンスプレーの使い分け方石の高さ出しや補強に使います。
発泡スチロールよりも硬くて
しっかりしています。
水に浮くので水中部分に入れる場合は
重りが必要です。
ホームセンターで入手できます。
土台のメイン材料です。
主に滝と池の土台など
流水がある場所に使います。
その他には陸地部のエリアを分けるためにも使う予定です。
100均でも入手できました。
接着剤です。
安価で入手しやすいですが、
防カビ剤が入ってないことを
確認してください。
アクアテラリウムのフィルターです。
水量が少ないアクアテラリウムにはオーバースペックですが、
その分流量が多いので迫力ある流れになってくれます。
陸地部のメインの土です。
褐色の粒状の土で排水性・通気性が高いのが特徴です。
肥料分はないのでアクアテラリウムにも
使えるのではないかと思い
使うことにしました。
①縞龍石の土台をつくる
まずはメインの縞龍石をスタイロフォームの土台で高さを出していきます。
スタイロフォームを6枚重ねて20cmほど高さを出します。
②水の通り道をつくる
スチレンボードで出排水部分を作ります。
出水部分はオーバーフローシステムにします。
パイプからの水を貯めて、
溢れた水を滝へ流すような感じです。
こうすることでパイプが剥き出しになることがなくなり、より自然なレイアウトになります。
③池をつくる
こちらもスチレンボードで
形作っていきます。
ポイントは深さを思っているよりも
広め・深めに作ることです。
壁面に石を貼り付けるので
ボードで作った土台よりも
ひと回り狭くなるためです。
シリコーンでしっかり補強することを忘れずに。
④陸地部分を決める
スチレンボードで仕切りを作って陸地エリアを決めます。
このときに池の高さを決めて
池を支える土台も作ります。
スチレンボードには水が通るように
一部鉢底ネットを貼り付けました。
こうすることで水が循環して
淀みが少なくなります。
表に見えてしまうスチレンボードは
最終的に石を貼っていきます。
⑤滝をつくる
池の高さが決まったら
出水部分から池を繋ぐ
滝の土台を作っていきます。
水漏れがないように
流路はスチレンボードで作ります。
水の勢いが読めないので
端は高めにしました。
とりあえずこんな感じに土台はできました。
3日くらい経って完全に接着したら
水槽に入れて流水確認をします。