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初心者向けの水草と紹介させるウィローモス。
育てやすいのはもちろん、
本格的なネイチャーアクアリウムでも頻繁に用いられる、
アクアリウムの代表格といっても過言ではない水草です。
そんなウィローモスの育て方についてまとめます。
アクアリウムで使われる「コケ」全般として紹介します
東南アジアをはじめ日本にも生息する水生コケです。
岩や流木などに活着する性質がありますが
水中に漂わせたり、そのまま沈めても成長します。
自然界では清流の中や水辺の岩などに活着しています。
乾燥に弱く、乾燥した環境ではすぐ枯れてしまいますが、
ある程度湿っている環境であれば育成可能です。
アクアリウムに用いられるコケ
代表的なウィローモスの他に
アクアリウム水槽で使われるコケには
多種多様な種類があります。
もちろん通常のウィローモスは育成が容易ですが
中には育成が難しい種も存在します。
この章ではコケについて紹介しますが、
育て方を早く知りたい方は
読み飛ばしていただいても構いませんよ
流通量が最も多く
最もポピュラーなウィローモスです。
葉は細長いので隠れ家や産卵場所としても
良く用いられます。
ウィローモスよりも明るめの色合いで
葉が分岐して三角を形成する種類です。
活着力は弱めなので注意する必要があります。
枝垂れながら下へ下へと成長する種類です。
うまくレイアウトすればジャングルのような
アクアリウム水槽を再現できます。
光が当たらなくなった葉は枯れて
剥がれてしまうので定期的なトリミングが必要です。
ふわふわとした質感のモスです。
深緑色のボリューム感のある茂みを作ります。
ライトグリーンの特徴的な形状を持つ種類です。
成長が遅いため苔の被害を被りやすいです。
炎のように立ち上がって成長するモスです。
横に広がらないので
レイアウトが崩れる心配がありません。
活着力は弱いです。
ボリューム感のあるモスです。
成長スピードがやや遅く、
適度な活着力のため、
初心者におすすめのモスです。
形状は南米ウィローモスと
同じく三角の葉を形成しますが
やや小型で深緑色をしています。
きくらげを彷彿させる形状のモスです。
モスファンとして流通していることが多いです。
石や流木に活着させる
流木や石にウィローモスを活着させます。
特に流木に活着させると自然な雰囲気を再現でき
見栄えがぐっと良くなります。
水槽内の影となる場でも育つため
うっそうとしたジャングルのようなレイアウトができます。
前景に使用する
ウィローモスは横へ這うように成長していくため
水槽の前景草に用いられることがあります。
モスマットと言ってウィローモスを
絨毯のように育成・レイアウトした水槽は
非常にきれいです。
光の強さ:低光量で育つ
全く光が当たらないと枯れます。
高光量だと成長が早く色味も良くなりますが
苔の被害が出やすくなります。
水温:10℃~30℃
環境適応力が高いので上記の水温範囲内であれば
問題なく生育します。
水質
少し酸性よりの水質を好みます。
水道水はアルカリ性よりとなるので
少し注意が必要ですが気にしすぎることはありません。
軟水を好みます。
あった方がきれいに成長します。
用意するもの
活着性のあるモスを用意しましょう。
南米ウィローモスは活着力が
すこし弱いかもしれません。
表面がつるつるだとうまく活着できないので
ざらざらしてごつごつしたものが良いでしょう。
リシアネットと呼ばれる
専用の商品なんかもありますよ。
活着するまで固定するための糸です。
成長が早い種は木綿糸、
成長が遅い種はテグスを使用します。
最近では水槽用接着剤を
使用したりします。
ウィローモスを切るために使用します。
活着させてみよう
まずはウィローモスを細かく切りましょう。
1㎝程度の大きさで良いです。
この作業をしないとキレイな茂みにならないです。
流木や石にウィローモス乗せていきます。
流木や石の表面が見える程度で
あまり厚く乗せないようにしましょう。
光が当たらない葉は枯れるだけです。
水槽用接着剤を使用する場合は
接着剤をあらかじめ塗ってから
ウィローモスを貼り付けましょう。
ぐるぐる糸を巻き付けて固定していきます。
ウィローモスが飛び出ないように糸と糸の間は
3㎜程度が良いでしょう。
水槽に入れてバラバラにならなければよいです。
糸を巻いた後、飛び出ている
ウィローモスは切っておきましょう。
忘れがちな作業ですが
きれいな茂みを作る重要な作業です。
活着させるときの注意点
細かく切ってから活着させましょう。
そうすることで枝分かれが多くなり
キレイな茂みになります。
定期的にトリミング
適度にトリミングしましょう。
放置していると枝分かれが少なくなってしまい、
密な茂みを形成しません。
目安としては2㎝程度成長したらトリミングしましょう。
茂みがいい感じに形成されてきたら
徐々にトリミング回数を減らして
茂みを大きくしても良いでしょう。
大きな流木全体に活着させない
流木全体にウィローモスを
活着させたいときは注意が必要です。
成長しすぎて見栄えが悪くなります。
一度活着したウィローモスは
キレイにはがせないことがあります。
歯ブラシでこすっても取れません。
そのため慣れるまでは少しずつ始めましょう。
大きな石には活着させにくい
糸で活着させる場合、
大きな石は向いてないです。
水槽に入れて数日たてば
糸が緩んでしまうことが多いからです。
エビや魚が悪さするんですよね。
巻きやすい比較的小さな石を
何個か用意してレイアウトした方が
トラブルが少ないですよ。
水上化方法
ウィローモスの水上化はとても簡単です。
活着させたウィローモスを水上に配置するだけで
水上葉が展開していきます。
水上化させるときの注意点
ウィローモスは乾燥に弱い水草なので
水気が全くない場所では枯れてしまいます。
水しぶきが当たる場所や水面付近、
高湿度が保てる場所に配置しましょう。
増えすぎた
ウィローモスはどんな環境でも成長するので、
時に「増えすぎ」という問題もでてきます。
増えすぎの問題としては
必要ない場所で活着してしまって
メリハリのないレイアウトになってしまいます。
増えてほしくない場所に伸びるウィローモスは
定期的にカットしましょう。
コケ対策
ウィローモスは低光量かつ貧栄養な環境でも
育成可能な水草です。
そのような環境下で
コケが繁殖することは少ないです。
しかし、生体へのエサの与えすぎや
フィルターのろ過能力不足などで
一度コケがついてしまうと
除去することはなかなか難しいです。
ウィローモスは葉が小さくて柔らかいためです。
ミナミヌマエビなどの
コケ取り生体を入れると良いでしょう。
キレイに成長させるために少量の肥料を
与えることもありますがコケが繁殖しやすくなるため
おススメしません。
枯れてしまう
アクアリウム水槽を始めた場合は
水質が安定していないため
ウィローモスが枯れることがあります。
また水替え時に水道水を
そのまま入れていませんか?
どんなに丈夫な水草といえども
カルキ抜きは行ってから注水しましょう。
光が全く当たらないと枯れてしまいます。
適度にトリミングを行い、
下部の葉にも光が当たるようにしましょう。
ウィローモスは初心者でも簡単な水草です。
キレイに育成させたウィローモスは見応えがあり、
レイアウトコンテストでも使用頻度が高く
奥が深い水草です。
キレイな茂みに成長させるには
手間がかかりコツが要りますが
ぜひ育ててみてください。
ハマりますよ。