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アクアテラリウム水槽を作る時に
陸地の土はなにを使えばいいのでしょうか。
これまで50作品以上つくってきた筆者が陸地の構成をまとめます
①メインのおすすめは赤玉土!
②陸地は3層構造がベスト
③肥料はいらない
目次 非表示
赤玉土とは?
赤玉土は盆栽や家庭菜園など、
園芸の基本となる土です。
赤色で団粒構造をしています。
赤玉土は弱酸性の土で、
通気性・保水性・保肥性に優れています。
なぜおすすめなのか?
赤玉土を使う理由は3つあります。
赤玉土には肥料分が入っていないので、
アクアリウム水槽にも安心して使えます。
また、赤玉土は粒が大きいので
水に入れても細かくならずに
フィルターの目詰まりすることもありません。
(時間が経つと細かくなってしまいます。)
赤玉土はホームセンターなどで
かんたんに手に入ります。
赤玉土にも粒の大きさの違いだけでなく、
販売するメーカーも多いので、
むしろどれにすればいいか迷うくらいです。
もちろん100円ショップでも売られています。
園芸の基本となる土なので安いです。
10Lで500円しないこともあります。
すべて赤玉土はおすすめしない!
安くて手に入りやすい赤玉土ですが、
陸地すべてに赤玉土は使わないほうがいいです。
赤玉土は時間が経つにつれて、
粒がほぐれて細かくなってしまいます。
陸地のすべてが赤玉土だと
下の方の赤玉土が重さで細かくなっていきます。
するとフィルターの目詰まりを起こしたり、
植物が根腐れを起こしてしまいます。
そのため陸地すべて赤玉土にするのではなく、
これから紹介するような
層を分けるのをおすすめします。
おすすめの構造①(3層構造)
おすすめの構造はこんな感じです。
私が作るアクアテラリウム作品すべてが
この構造になってます。
大きく分けて3層構造です。
1番上の層には赤玉土を入れます。
どうしても水に浸かる部分から
細かくなってしまうので、
できるだけ水位より高い位置から
赤玉土の層にするのが良いでしょう。
赤玉土と下層の間には綿や
ウールマットを入れます。
これは各層を分けるためです。
この層がないと赤玉土と下層が
ぐちゃぐちゃになってしまいます。
1番下にはろ材や溶岩石をいれます。
基本は水に浸かる層です。
水に浸かっていても細かくならないですし、
表面張力で赤玉土に水分を供給してくれます。
この層があることで植物の根ばりも良くなる気がしています。
リングろ材であれば通気性も確保できますし、
細かく砕けるリスクも低いですよ。
ふたつめはスタイロフォームや
ポリスチレンボードで
植栽ボックスを作る構造です。
植栽ボックスの下部が水に浸かることで
植物にも水が供給されます。
必要なもの
- スタイロフォーム
- 鉢底ネット
- 水槽用の接着剤
下の記事で詳しく解説しています。
【壁に植物を植える】アクアテラリウムで壁面に植栽スポットを自作してジャングルを作る方法赤玉土には肥料は入っていないものの、
追加で水草用の液肥などは特段必要ないと思います。
アクアテラリウムに生き物を入れる時は特に、
エサの食べ残しや生き物のフンから
植物の成長に必要なチッ素やリンが
発生するからです。
そのためアクアテラリウムでは
肥料を入れたり追肥したことはないですよ。
アクアテラリウムの陸地で使う土についてまとめました。
基本は「赤玉土」でよいですが、
3層構造にするなど工夫は必要です。