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水槽を見ていると
水面に泡がずっと残ってることが
ありますよね。
細かい泡が水槽の角に
集まっているのに気がつくと、
すごく気になってどうにかしたくなります。
そこでこの記事では
水面に白い泡が残る原因と
対処方法をまとめます。
水面がきれいな水槽管理を解説します!
①「油膜」が1番の原因!
②まずは水換えをして水をキレイにしよう
③水槽サイズとフィルターのろ過能力は合わせる
④エサの量を見直そう
⑤エアーションを1日1時間しても効果あり
①1番の原因は「油膜」!
水面の泡が消えない現象には
「油膜」が関係しています。
「油膜」とは水面に薄ーい膜が
張ってしまう現象です。
膜が張ってしまうと泡が弾けずに残ってしまうのです。
「油膜」はタンパク質のカタマリで、
発生してしまう原因は次のとおりです。
- フィルターが立ち上がっていない
- エサをあげすぎでいる
- 生き物が死んだままになっている
- 水面が動いていない(よどんでいる)
水槽を作ったばかりだと
フィルターに水をキレイにする
バクテリアが充分にいない状態になっています。
そのためフィルターの電源を入れていたとしても
水がキレイになりません。
その状態を「フィルターが立ち上がってない」といいます。
フィルターが立ち上がってないと
水が汚れたままになるので油膜が発生しやすくなります。
飼っている魚やエビにエサをあげすぎていても油膜が発生しやすくなります。
食べ残しが原因です。
ついついエサをあげたくなる気持ちもわかりますが、
フィルターが水をキレイにできる
スピード(ろ過能力)を超えてしまうと
水が汚れてしまい、
油膜が発生します。
水槽で魚やエビの死体を
そのままにしていると
水が急速に汚れます。
腐っていくからです。
水が汚れた結果、
油膜が発生してしまいます。
死体を見つけたらすぐ取り出してあげましょう。
水槽の中で水の流れがない状態だと
油膜が発生しやすくなります。
池の隅っこあたりで
油膜みたいなのを見たことはありませんか?
逆に河川の水が流れているところでは
油膜はないですよね?
油膜の発生には水の流れも関係しているのです。
水が流れていると
水中へと空気がよく取り込まれて
油膜が発生しにくくなります。
②バクテリアの死骸の場合も
調整剤などで急激に水質を変えませんでしたか?
急激な水質変化に
バクテリアは耐えられずに
死んでしまいます。
その死骸によって泡が発生してしまうのです。
③魚の飼いすぎかも?
魚を多く飼っていませんか?
水槽サイズによって
飼育できる魚の数の目安が決まっています。
熱帯魚を含めて魚の表面には粘膜があり、
ヌルヌルしています。
ヌルヌルで傷だったり
病原菌から身を守っているのです。
成長するにつれて粘膜も新しくなりますが、
粘膜が分解されずに残ってしまうと
泡が発生しやすくなるのです。
④ベタの泡巣かも?
ベタという魚は口から
泡を出して「巣」を作ります。
泡巣(バブルネスト)といいます。
メスが生んだ卵をオスが
泡巣に運んで子育てをするのです。
もしベタを飼っているのであれば泡の原因はベタかもしれません。
①まず水換えをする
泡の原因には「水の汚れ」があるので、
まずは水換えをしてみましょう。
水槽の1/3くらいの水を変えてあげましょう。
②油膜取りを使う
アクア用品には
「油膜取り」という商品があります。
みんな油膜に困っているんですね。
油膜取りを使えば、
すぐ油膜がなくなって泡がなくなりますよ。
油膜取りのなかにはスキマーといって
外部フィルターに設置するタイプもあるので水槽内がスッキリします。
③水面を波立たせる
フィルターの水が出てくる排水口を
見直すことで水面を波立たせてあげましょう。
空気との接触面を増やすことで
油膜が消えて泡がなくなります。
④エサの量を見直す
魚を飼っている場合は
エサの量を見直しましょう。
エサはすぐに食べ切れる量を
与えるようにします。
ほんのひとつまみです。
食べ残しを減らすよう心がけましょう。
日頃から気をつけることで
泡の発生を減らすことができます。
4つのポイントを紹介します。
エアーションをする!
エアーションは
水面を波立たせることと、
油膜を分解するバクテリアを
活性させることに効果があります。
24時間つけっぱなしよりは
タイマーで1日1時間だけでも効果がありますよ。
水槽サイズに適したフィルターを選ぶ
フィルターには適合水槽サイズ
というものが決まっています。
適合サイズよりも大きな水槽だと
水が充分にキレイにできません。
(逆に小さな水槽だと
モーターが強すぎて水の流れが
早すぎてしまいます。)
泡が発生するのは
水の汚れが大きく関わっているので、
フィルターはちゃんと選びましょう。
エサは少なめに!
エサを与える時は
すぐに食べ切れる量を
1日2,3回に分けて与えるようにしましょう。
エサはひとつまみより少ないくらいです。
魚が少なければ
2日に1回でも充分かもしれません。
エサの食べ残しを日頃から減らすようにしましょう。
週に一回は水換えをしよう
フィルターがあるといっても
水換え作業は必要です。
週に一回はキレイな水に変えることで
バクテリアの良いバランスを取ることができます。
プロホースでフンや砂の汚れも
取ることで水槽内を掃除することも重要です。
泡が残る原因に
「油膜」があると説明しましたが、
油膜が発生するデメリットはなんなのでしょうか?
酸欠になってしまう
水面に膜が張ってしまうことで
空気中の酸素が水に取り込まれにくくなります。
魚を飼っていると酸欠で死んでしまうことがあります。
水槽が暗くなってしまう
油膜を放置すると、
光が遮断されて
水槽が少し暗くなってしまいます。
光合成をする水草に影響が出ます。
水草の調子が悪くなって枯れていまいます。
鑑賞上も良くないですよね。
泡が残る原因と解決策をまとめました。
日頃から気をつけることで発生を防ぐこともできるので一度見直してみてはいかがでしょうか。