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川や池で捕まえた魚を飼いたいなと
思ったことありませんか?
飼いやすいメダカだけでなく
日本にはいろいろな種類の魚がいます。
もちろん飼いやすいものばかりでなく、
中には飼育しにくい魚もいます。
そこで捕まえた魚の飼い方について
まとめました。
捕まえた魚を飼うのは楽しいですよ
まずは捕まえた魚の特徴を
見てみましょう。
魚の種類によって
飼い方が変わってくるからです。
ここでは魚の特徴から判断してみます。
ここで紹介する魚は
よく捕まえられる魚だったり、
飼いやすい魚です。
①泳ぐのがはやい
- カワムツ
- モロコの仲間
- ウグイ
- ムギツク
すばやく泳ぐ、いわゆる
「ザ・さかな」という感じの魚です。
カワムツなどは稚魚のときに群れを
作って浅瀬にいることが多いです。
そういった群れごとをすくうと
簡単に捕まえられます。
稚魚の頃は見分けがつかないです。
②底の方を泳いでいる
- ツチフキ
- ヨシノボリ
- ドンコ
- ハゼの仲間
底を這うように泳ぐ魚です。
よく「底物」と呼ばれ、
見た目のかわいさからも
愛されるグループです。
ツチフキなどは砂を吸い込んで
食べ残しを食べてくれますよ。
肉食の底物はナワバリ争いをするので
注意が必要です。
③細長い体をしている
- ドジョウの仲間
ニョロニョロとした細長い魚は
ドジョウの仲間かもしれません。
黒っぽかったり、
シマシマだったりと色もさまざまです。
ホームセンターのペットショップにも
売られているくらい人気があって
飼いやすい魚ですよ。
④フナっぽい
- フナの仲間
- タナゴの仲間
- コイ
なんとなくフナっぽい見た目だと
感じることもありますよね。
フナはコイ科の魚で、
他にはタナゴなどがいます。
体が縦に長くて(体高が高い)
ヒゲがあるのが特徴です。
(ヒゲはないものもいます)
金魚ももとはフナの仲間です。
飼いやすさだけでなく
キレイな魚も多いですよ。
婚姻色といって繁殖の時期だけ
キレイな見た目になる種類もいます。
⑤池で捕まえた魚
- メダカ
- チチブ
- フナの仲間
池で捕まえる魚にはメダカなどがいます。
流れが緩やかな場所に生息する魚です。
ただ池には外来生物である
ブラックバスやブルーギルの
子供がいることがあります。
特定外来種は生きたままの移動が
禁止されていますので注意が必要です。
⑥川で捕まえた魚
- カワムツ
- ヨシノボリ
- ウキゴリ
流れが早い場所に生息する魚です。
泳ぎが得意だったり、
石に張り付いている魚もいます。
水槽の中でも活発に泳ぐので
見ていても楽しいですよ。
飛び出しには注意が必要です。
①幅30cm以上の水槽
水槽は必ず必要です。
アクアリウム専用に売られている
水槽を用意しましょう。
大きさは30cm以上の
水槽がオススメです。
小さい水槽は水がすぐ汚れてしまったり
水温変化が大きくなったりと
維持管理がしにくいです。
水槽は水を入れると
かなり重くなるので
しっかりとした置き場所を用意しましょう。
②フィルター
水をキレイにするものです。
フィルターにはいろいろ種類がありますが、初めてなら「外掛けフィルター」がオススメですよ。
水槽にひっかけて使うタイプです。
フィルターには適合水槽サイズがあるので
水槽の大きさに合ったフィルターを用意しましょう。
③ライト
水槽を明るくするライトはあった方がいいです。
タイマーで自動化すれば決まった時間に
付けたり消したりできるので便利ですよ。
魚にも体内時計があるので、
決まった時間にライトがつくことで
魚の調子が良くなります。
水槽を日光に当てることは
オススメしません。
日光は明るすぎるので
コケで汚れてしまったり、
紫外線で水槽のシリコン(接着剤)が悪くなるからです。
④カルキ抜き
水道水には塩素が入っていて
消毒されています。
ヒトにとっては無害ですが、
魚にとっては害になります。
水槽に入れる水は
必ずカルキ抜き(塩素抜き)をしましょう。
バケツに水道水を入れて丸1日置いておけば塩素は抜けていきます。
ただ時間がかかるのでカルキ抜きがあった方が便利ですよ。
⑤砂利や砂
水槽の底に敷く砂利や砂は
あった方がいいです。
砂がないと水槽が殺風景になってしまいますし、なにより砂があった方が魚が落ち着きます。
川や池で取ってきた砂などは
使わないようにしましょう。
雑菌などがいて水槽が
汚くなってしまうからです。
アクアリウムショップで
売られているものは雑菌などがいない
清潔な砂・砂利ですよ。
細かすぎる砂は水中で舞い上がってしまうので避けた方がいいです。
⑥隠れ家となるもの
魚は隠れ家があると隠れます。
隠れることで安心するのです。
特に底の方を泳ぐ魚には必須です。
隠れ家として売られているオブジェを
入れても良いですし、
石や流木などを入れるだけでも
スキマに隠れます。
水槽のレイアウトにもなるので
好きなように入れてみましょう。
⑦魚のエサ
川魚のエサやドジョウのエサなど
捕まえた魚も食べるエサが
売られています。
魚を入れた直後は魚も
ドキドキしていて食べないので
入れないほうがいいですよ。
1日くらい置いてお腹を空かせたくらいであげると食べてくれますよ。
すぐに食べきれるくらいの量を与えます。
食べ残しは水槽が汚れる原因となります。
⑧水槽のフタ
特に川で捕まえた魚は泳ぐ力が強いので
水槽から飛び出してしまうことがあります。
そのため飛び出し防止として
水槽にフタをしましょう。
水槽を買えばガラス製のフタが
付いているので使えますよ。
⑨掃除道具
水槽は定期的に掃除した方が
キレイなまま維持することができます。
掃除は水を新しく換えたり、
ガラス面をキレイに磨いたりします。
水を抜くためのホースや
バケツを用意しておきましょう。
使い終わった歯ブラシも便利ですよ。
⑩水草
水槽に水草を入れると華やかになります。
水槽に酸素も供給してくれますよ。
育てやすいアナカリスや
アヌビアスがオススメです。
魚の隠れ家にもなりますよ。
水質について
日本の淡水魚であれば水質について
あまり気にする必要はありません。
水道の水はもともとは
川や湖で採水されたものなので
特に調整しなくても問題ありません。
フィルターを設置していないと
魚のフンで水が汚くなってしまうので
フィルターは必ず設置しましょう。
渓流に住む魚は水が汚いと
すぐ死んでしまうので
注意が必要ですよ。
水温について
20℃~28℃
水温については
この範囲であれば問題ありません。
夏は30℃を超えることもありますので
冷却ファンを設置しましょう。
冬は20℃を下回っても
死んでしまうことはないと思いますが
できればヒーターを入れて
最低20℃に保ったほうが良いですよ。
水流について
川に住む魚といっても
水流は強すぎない方が良いです。
魚も常に流れがある場所を
泳いでいるわけではなく、
流れがない場所で休憩しています。
そのため水槽が洗濯機のように
ぐるぐる回っている環境はダメです。
フィルターには適合水槽サイズが
決められていますので
決められた水槽サイズは守りましょう。
混泳について
一般的に底の方を泳ぐ魚は
縄張り意識がある魚が多いので
狭い水槽に何匹も入れてしまうと
ケンカしてしまいます。
魚のケンカは相手が弱るまで続くので
避けた方が良いです。
水槽を増やせない時には
セパレーターもあるので
使ってみましょう。
急激な水質変化には注意
魚を水槽に入れる時は注意しましょう。
急に水質が変わると
調子が悪くなってしまいます。
徐々に水質を合わせていく
「水合わせ」ということをしましょう。
今いる水と新しく入れる水との水質を
少しずつ合わせていく作業です。
一度持ち帰った魚は自然に戻してはいけない!
水槽で飼っていた魚は
自然界へ戻してはいけません。
同じ場所だったとしてもダメです。
水槽で自然界いないような微生物や
貝の卵などが付いていることがあり、
それを自然界へと放出してしまうからです。
また、飼っていた魚を逃すときに
どうしても飼育水も流れてしまいます。
飼育水にも目に見えない微生物や
卵がいる可能性があります。
一度捕まえて飼い始めた魚やエビは
責任を持って飼い続けましょう。
石や流木は拾わない方がいい
拾った石や流木には
雑菌だったり農薬だったりが
付着していることがあります。
それを水槽に持ち込むことになります。
魚が死んでしまったり、
コケが異常繁殖することがあります。
アク抜きや煮沸消毒をすれば
だいたいは除去できますが、
絶対ではありません。
石や流木は拾うのではなく、
アクアリウムショップで買った方が安心ですよ。
魚を捕まえてから
水槽を用意するのではなく、
水槽を用意してから
魚を捕まえた方がいいですよ。
フィルターは水をキレイにしますが、
キレイにするまでに1ヶ月ほどかかります。
水は魚のフンなどによって
汚れていきます。
フンが増えていくと有害物質となって
悪い影響がでてきます。
新しいフィルターの中のろ材に、
有害物質を分解するバクテリアが
まだ充分にいないからです。
そのため水槽に魚を入れても
すぐに死んでしまうことがあります。
そのため水槽を準備してから
魚を捕まえにいくようにしましょう。
順番が逆になったとしても
毎日水換えをすれば
影響は少なくなりますよ。
川で捕まえた魚の種類から飼うとき必要なもの、飼うときのポイントまで解説しました。
魚を飼うことは見ていて楽しいですし、
お子さんの教育にもいい影響がありますよ。
ただし、一度飼い始めた魚は絶対に逃したりしないでください。