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アクアリウム水槽のメンテナンスといえば水換えです。
定期的に水槽の1/3くらいの水を
新しくする作業です。
そんな水換えですが、
魚を入れていない水草水槽でも
必要なのでしょうか?
この記事では水草水槽での
水換えの必要性から頻度、
やり方まで解説していきます。
水草水槽でも水換えは必要ですよ
①余分な栄養素を取り除くため
ソイルや肥料を使っていると
水中に栄養素が溶けていきます。
水中に溶けた栄養素も
水草が吸収することで成長していきます。
しかし栄養素がありすぎると
水草が吸収しきれずに余ってしまいます。
余った栄養素によって
コケが繁殖してしまうのです。
どうしても水草が吸収しきれない
栄養素は出てしまうので
水換えが必要となります。
②コケ(藻類)を取り除くため
どうしても水槽を維持していると
コケが発生します。
そのためコケ掃除をするのですが、
掃除をしたあとは
細かくなったコケ(藻類)が
水中を漂っています。
そういったコケを水換えで
取り除かないと、
別の場所でコケが
また繁殖してしまいます。
そのため水換え作業が必要となるのです。
③底床の掃除をするため
水草水槽に魚を入れていれば
魚のフンや食べ残しが
底床に溜まっていきます。
他にも水草の枯れ葉なども溜まります。
そういったゴミをそのままにすると、
それが原因となってコケの発生や
水が汚れていきます。
水換え作業は水を抜きながら
底床を掃除できるので、
溜まったゴミも取り除けますよ。
④白濁り・黄ばみをなくすため
水槽を始めたばかりのときなど
水が白く濁ったり、
黄ばんだりすることがあります。
原因としてはバクテリアの
バランスが崩れていたり、
流木のアクですが、
すぐできる対応として水換えがあります。
濁った水を物理的に換えてしまうのです。
白濁りや黄ばみは少しずつ
進んでいくこともあるので、
定期的に水換えしたほうが
悪化するのを防げます。
水換えの頻度と水量
週に1度、1/4の水を換える!
水草水槽での水換えは
一般的な週に1回の頻度で行います。
週に1度であればルーティーンとなって
忘れにくいですよ。
水換えの時に水槽の異常に
気づくことが多く、
週に1回ペースであれば対処できます。
それ以上間隔をあけていると
手遅れのケースがあります。
換える水の量は水槽の1/4が目安です。
魚を飼っている水槽だと1/3が目安です。
魚を飼っている水槽と比べて水草水槽は
水の汚れるスピードは緩やかなので
少なめでも大丈夫です。
必要な道具
- プロホースEX
- バケツ
- カルキ抜き
プロホースEXは水槽から
水を抜くホースです。
サイフォンを使って
水を自動的に抜きます。
同時に底床も掃除できます。
バケツは抜いた水を貯めるために使います。
ある程度大きくて
注ぎ口があるタイプが便利ですよ。
水道水は塩素消毒されているので
カルキを抜いてから入れます。
その時にカルキ抜きを使います。
水換えの手順
プロホースEXの端には
クリップが付いているので、
そこをバケツの縁に引っかけます。
バケツは水槽よりも
低い位置に置きましょう。
プロホースEXのスターターポンプを
何回か押して水を抜いていきます。
ポンプを押すと水が上がってきて
一度水が流れると
ずっと水が排水され続けます。
水を抜いている間に
底床の掃除も行いましょう。
パイプの先端を底床に挿して
ゴミを水とともに吸い出します。
底床材も排出されないように
調整しながら進めます。
ある程度水が抜けたら
プロホースEXを抜いて
新しい水を用意します。
普通の水道水でいいですよ。
カルキ抜きを忘れずに行います。
水槽用の浄水器があれば
直接入れられるので便利ですよ。
水が準備できたら水槽に補充します。
水を入れる時はゆっくり少しずつ
加えるのがポイントです。
勢いよく入れると中のレイアウトが
崩れてしまいますよ。
週に1度の水換え頻度ですが、
水草水槽であれば頻度を
少なくすることもできます。
そのポイントを解説します。
①調整剤・肥料は最低限にする
水草水槽では水草をキレイに育てるために
pHの調整剤や肥料を与えることがあります。
もちろん水草水槽には欠かせないものですが、調整剤によって水質のバランスが崩れてしまうことがあります。
水の中に栄養素がありすぎて
コケが増えてしまうのです。
そのため水換え頻度を減らすのであれば
そういった調整剤や肥料は
最低限にしましょう。
肥料がいらない陰性水草もオススメですよ。
②ライトの点灯時間を見直す
ライトの点灯時間が長すぎると
コケの発生につながります。
かなりの光を求める水草でなければ
1日6~7時間程度でも十分ですよ。
陰性水草やアナカリスなどであれば
1日5時間ほどでも問題ありません。
③ワンランク大きなフィルターを使う
フィルターにはそれぞれ適合する水槽サイズがあります。
ワンランク大きなフィルターを使うと
水をキレイにする能力も上がるので
水換え頻度を減らせます。
ポイントはワンランクだけ大きな
フィルターにすることです。
それ以上大きくすると
流量が大きくなって
水流が強くなってしまいます。
④魚入れすぎないように
水草水槽にも魚を入れることが多いです。
魚を入れると水槽に動きが出ますし、
なにより魚はかわいいですよね。
そんな魚を多く飼いすぎると
食べ残しやフンが増えて
水が汚れる原因となります。
水換え頻度を減らすならば
入れる魚は少なめにしましょう。
⑤コケ取り生体を入れよう
オトシンクルスやヤマトヌマエビ、
石巻貝など水槽に入れる生き物の中には
コケを食べてくれるものもいます。
そういった生き物を入れると
掃除の手間が減りますよ。
ただし入れすぎには注意が必要です。
コケを根本的に発生させないことが大切です。
カルキ抜きは必須!
水草水槽といえどカルキ抜きは必要です。
水道水に含まれる塩素は
生き物や水草には有害です。
すぐに影響が出るわけではありませんが、
除去するに越したことはありません。
私が使っているテトラ4in1は
カルキ抜きだけでなく
白濁りを除去したり
水道水に含まれる重金属を無害化してくれたりするのでオススメです。
すべての水を入れ換えてはダメ!
水換えで水槽のすべての水を
換えるのはダメです。
ろ材の中にいる水をキレイにしてくれる
バクテリアが弱ってしまいます。
バクテリアが弱ると
水が白く濁ったりします。
そのためバクテリアに影響が出ない程度の
水の量だけ換えるようにしましょう。
水槽を始めたばかりの時は頻度を増やす
水槽を始めたばかりだと
水をキレイにしてくれるバクテリアが
まだ充分にいないです。
そのためフィルターを稼働させていても
根本的に水をキレイには
できていないのです。
水槽を始めて1ヶ月ほどは
水換えを3日に1回はしたほうがいいですよ。
水草水槽での水換え方法や
頻度を解説しました。
この記事を参考にして
キレイな水草水槽を維持しましょう。