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アクアリウム水槽をやっていると
一番厳しい季節が夏です。
家に帰ってきたら水温が30℃を超えてる!
なんてこともしばしば。
しかし、部屋のクーラーを24時間つけっぱなしにしたり、水槽用のクーラーをつけようとすると電気代が気になりますよね。
そこでこの記事では水温を下げるために
PC用の冷却ファンを使う方法を紹介します。

水槽用の冷却ファンより静かでした
水温調整のための冷却ファンがアクアリウム用品として売られています。
各メーカーから大小さまざまな
冷却ファンが販売されているので
水槽の大きさに応じて使い分けることもできます。
水槽用のクーラーは確実に水温を下げることができますが、本体価格やランニングコストが高いことから冷却ファンを使っている方が多いです。
一方、PCファンはパソコンを冷やすために作られたパーツです。
そのバリエーションは水槽用のファンとは比べ物にならないくらい多くあります。
大きさや風量のわりに
かなり静音性が高いです。

必要なもの
- PCファン
- 目玉クリップ
- USB充電器
PCファンはAmazonなどの
ネットショップでも多く取り扱っています。
小さいもので4㎝×4㎝から
12㎝×12㎝の大きさもあります。
ひとつのコードに2つのファンがついているタイプもあります。
私は45㎝キューブ水槽で
12㎝の冷却ファンを使っています。
この冷却ファンには
風量を3段階に調整できるボタンがついているのでかなり便利ですよ。
PCファンを選ぶコツは、
風量調整ができるかどうかと
給電方法がどういうタイプかを見ることです。
あくまでPC用の冷却ファンなので
給電方法がUSBじゃなかったりします。
(私も3ピンというよく分からない
給電タイプを買ってしまい
無駄にしてしましました…)
また、充電コードの長さが十分あるかも重要なポイントです。
1.2mくらいはないと
水槽から電源まで届きません。
事務用品でよく見る銀色のクリップを使います。
PCファンを水槽に固定するために使いますよ。
ポイントはクリップ持ち手(目玉)の穴の大きさです。
この穴がPCファンのネジ穴の大きさと
ちょうどよいものを選びましょう。

PCファンの製品スペックには上の画像のように入力の電圧が表記されています。
このスペックに合うような
USB充電器が必要になります。
設置方法
PCファンをどの場所にセットするかあたりをつけましょう。
実際あわしてみるとイメージがつきます。
今後の水換えなどのメンテナンスのことも考えるとよいですよ。

PCファンの角あたりにはネジがあります。
このネジをいったん外します。
ネジ穴をつぶさないようにゆっくりていねいに外します。
目玉クリップをはさんでネジを締めます。
この時もネジ穴をつぶさないように注意しましょう。

あとはクリップを水槽にはさんで固定します。
クリップを無理やり曲げることで水面に風が行くようにします。
私はクリップを水槽に立てるようにしてはさんでいます。
これでもクリップのはさむ力が強いため、落ちることはなさそうです。
水槽が傷つかないようにクリップがはさむところは養生しています。

メリット①圧倒的な静音性
PCファンはかなり静音性が高いです。
今まで水槽用の冷却ファンを使っていましたが、
リビングに置いていると音がかなり気になっていました。
PCファンに変えてから
音は全く気にならなくなり、
部屋にいるときでもファンを回しています。
メリット②価格が安い
水槽用の冷却ファンは
3,000円を超えるくらいの価格帯です。
一方でPCファンだと
1,000円以下のファンも売られています。
私が使っている12㎝のファンでも
2,000円を切っています。
メリット③風量の調整が可能

PCファンには風量を調整できる
コントローラーがついているタイプがあります。
気温が高くなるにつれて風量を強くしたり、コントローラーがあると何かと便利です。
風量を強くすれば音もある程度は大きくなりますが、あまり気になるような音にはなりません。
メリット④USB給電
PCファンはUSB給電が多いのもメリットのひとつです。
最近はスマートプラグを使って
タイマー制御しながら
水槽を維持している人も増えてきました。
その場合、普通のコンセントタイプだと
場所もとるし水槽周りがごちゃついて見えてしまいます。
デメリット①防水性がない
PCファンはあくまでPC用なので防滴性もないことがほとんどです。
水滴がついたり、湿度が高い場所で使い続けると知らないうちに壊れてしまうこともあるでしょう。
目的外の使用となるので自己責任で使いましょう。
デメリット②見た目が不恰好

水槽用の冷却ファンは水槽に引っ掛けられるようにデザインされているので
使っていてもあまり違和感なく使うことができます。
その点PCファンは無理やり設置することになるので見た目がかなり不格好になります。
設置するときは水槽の後ろ側に付けるなど工夫が必要です。

冷却ファンだけでは水温を下げることに限界があります。
ほかのポイントも抑えながら冷却ファンを使っていきましょう。
ライトリフトを使おう
水温を上げる原因のひとつにライトからの熱があります。
夏場にライトを触ってみると意外と熱くなっています。
夏はライトを水面から離すライトリフトを使いましょう。
これだけでかなり効果がありますよ。
ライトをつける時間を変える
日中はどうしても部屋の温度が上がりやすくなります。
ライトをつける時間帯を気温が下がる夜にするなどしましょう。
例えば帰宅して部屋のクーラーをつける時間帯に合わせてライトをつけても良いかもしれません。
部屋の温度を下げる
水温は部屋の温度が高いと上がってしまいます。
部屋のクーラーを使って室温を下げておけば水温も抑えられますよ。


水温上昇による影響として「酸欠」もあります。
水温が30℃くらいあってもエアーションをしていると意外と大丈夫だった、
ということもあるようです。
そのためエアーションも合わせて使うと
より効果的ですよ。

PC用の冷却ファンについて紹介しました。
防滴性が少し心配ですが、
うまく使うとかなり便利なのでぜひ参考にしてみてください。