拾った石や流木はアクアリウム水槽に入れて良い?自然採取のリスクと処理方法を解説します

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拾った石や流木を水槽に入れたことはありますか?
私は過去にやったことはありますが、
最近は一切やらなくなりました。

拾った石・流木を槽に入れるリスクが
高いなと考えたからです。


導入する前に行う処理について紹介します。

ふと
ふと

流木・石を自然採取するときの注意点をまとめました

自然採取のリスク

雑菌が住みついている

家の中であれ水槽の中であれ雑菌は
どこにでも存在しています。
最近はスマートフォンが一番雑菌の巣窟だ
とか言われていますよね。

そのため雑菌がいることは問題でありませんが
自然界には家の中と比べ物にならないくらい
多くの雑菌が存在しています。

自然採取のものを水槽に入れると
新たな雑菌の侵入により、
それまで保ってきたバランスが崩れ
悪影響が生じる恐れがあります。

化学物質(農薬等)が付いていることも

自然採取した石や流木には
農薬除草剤が染みついている
可能性があります。

染みついたものを水槽に入れると
最悪の場合、生体も水草も全滅します。

水槽の水質を変えてしまう

拾った石を見ただけで
「これは〇〇岩だ」とか
「主成分は〇〇だ」などと
判断できればいいですが、
私はできません。

そのため水槽に入れたら
成分が溶けだして
水質が強いアルカリ性になったり、
硬度が異常に上がるかもしれません。

その変化がどんなに丈夫と言われている
生体でも対応できない可能性もあります。

拾ってきた石・流木の処理方法

汚れを落とす

まずは石や流木に付いている砂や土などの
汚れをブラシなどで綺麗にしましょう。

この時、流木の折れかけてる枝や
すぐ取れてしまうようなものは取り除いておきます
流木だと柔らかい部分は
どうせ分解されてなくなってしまいます。

煮沸消毒する

大きな鍋を用意して石や流木を煮沸消毒します。
沸騰してから20分程度煮込んでいきます

これをすることで石や流木に付いている
雑菌を殺していきます。

沸騰時間が短いと
雑菌がそのまま残ってしまいます

水に浸けておく

煮沸消毒した後は水を入れ替え、
2週間程度常温の水に浸けておきます。
海で拾ってきたモノなら
ここで塩分を出してしまうことも必要です。
できれば2,3日に1回は水を変えましょう。

市販のアク抜き剤を入れても良いでしょう。

この時に気になる変化
(石・流木がボロボロになってくる、など)
が現れるようなら使用を控えましょう。

気になる方は最後の1週間は
水を入れ替えるのを止め、
pHや高度などの水質の変化を
測定するのも良いでしょう。

私が拾ってきたものを使わない理由

私は石や流木などアクアリウム水槽に入れるものは
すべてアクアリウムショップで購入することにしています。

拾ってくる方がお金の節約になるとは思います。
しかし上記に挙げたリスクを取った結果、
水草を全滅させた方が損失が大きいと考えるからです。

もちろんショップで購入した流木もアク抜きが必要です。
しかし、拾ってきた方がいろいろ気を使うことがあるため
結局はショップで買った方が良いと思っています。

そのため私は拾ってくるのではなく
ちゃんとしたショップで購入することをオススメします。