【最も簡単に!】水槽に陸地を作る1番手軽な方法 〜必要な材料から管理しやすいポイントまで解説します〜

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水槽の中に陸地と水辺の両方が楽しめる
アクアテラリウム。
自然風景を再現したような空間で
憧れている人も多いと思います。

しかし作ってみようとしても、
どうやって陸地を作ればいいのか
分からず諦めてしまう方も
いるかもしれません。

この記事では誰でも簡単に作れる
陸地の作り方から
維持管理しやすくするポイントまで
まとめます。

POINT

①石や流木を置くだけが1番簡単!
②オススメは土台を作ってしまう方法
③排水性を高めて根腐れ防止
④陸地と水は完全に分ける
⑤保水材も使ってみる

陸地を作る3つの方法!

①大きな石・流木を置く

水槽でよく使う石や流木を置く方法です。
水面よりも石が出ていれば、
それだけで陸地になります。
石組みしたり流木を組み合わせるので、
自然な水景を作り出せます。
そのままでは植物が植えにくいので
工夫が必要です

②砂利で山を作る

水槽の底に敷く砂利を盛って
陸地を作る方法です。
手前を低く、
奥に山を作るようにします。

砂利なので植物も植えやすく、
陸地と水辺のつなぎが自然
です。
固定されていないので時間が経つと
崩れていってしまう点が短所です。

③土台を作る

自分で土台を作って
陸地を作ってしまう方法です。
理想の形・高さの陸地が作れます。
川や滝などの水景も作りやすいです
手先の器用さや見た目の人工物感が
残ってしまうなど難易度は高いです。

1番簡単に陸地を作る方法

大きな石・流木を置く方法

石や流木を置くだけなので1番簡単です。
45cm水槽であれば
こぶし大の石を5,6個組み合わせるだけで
陸地ができますよ。

レイアウトのコツ

①接着剤を使う

石どうしを固定する
接着剤があると便利ですよ。
メンテナンスで触ったときに
石が崩れてしまう心配がなくなります。

私がよく使うのは
「カミハタ液状接着剤」です。
すぐに固まるので便利ですし、
水槽に入れても安心です。

②湿地は作らない

陸地と水辺のが合わさったような
湿地帯は作らないほうがいいです。
水槽だとすぐに白いカビに
覆われてしまいます

管理がとても面倒くさいですよ。
陸地と水辺は完全に分けるように
作った方がいいでしょう。

維持管理しやすい陸地を作る方法

土台を作る方法

なぜ維持管理しやすいの?

陸地と水辺を完全に分けられるから

陸地のある水槽で1番問題となるのが
「カビ」です。

水槽の中はちょうど良い湿度が
保たれているので
カビが繁殖しやすい環境です。
はじめは良くてもあっという間に
カビだらけになってしまいます。

陸地を作るなら陸地と水辺を
完全に分けてカビが繁殖しやすい場所を
なくすことが大切です


石などで陸地を作る方法だと、
なかなか難しいです。
自分で土台を作ってしまえば
川を作ったり、滝を作ったりと
自分の思ったようなレイアウトが
作りやすいですよ。

排水性を高められるから

陸地で植物を育てるときに重要なのが
根腐れを起こさないことです

根腐れは陸地の水はけが悪くて
根っこが腐ってしまうことで起こります。

土台を自作すると、
根腐れを起こしにくい陸地を
作ることができます。
詳しくは下の記事でまとめていますよ。

【3層構造がベスト】アクアテラリウム水槽にはどんな土を使えばいいのか?陸地の土の構成をまとめます


リセットしやすいから

土台を作るとその分水槽に入れる石が
節約できます。
特にこれから紹介する作り方は
箱型の土台を作るやり方なので
リセットも簡単ですよ。
土台を外せば陸地の土も
まとめて取り外すことができる
のです。

用意する材料

  • ポリスチレンボード
  • シリコンシーラント
  • 鉢底ネット
  • 石や流木

作り方の手順

スチレンボードを切る

まずはスチレンボードを
カッターで切ります。
箱型にするので周りの4枚のパーツと
地面のパーツ、合計5枚あれば
ひとつの土台を作ることができます


このとき水が通る箇所には
穴を開けておきます

水の通る箇所とは
土台の水に浸かる側面部分と
地面の部分です。

水の通り道に鉢底ネットを

水の通り道に開けた穴に
鉢底ネットを貼り付けます

ネットがあれば石や砂利が
土台に入らないし、
生き物も迷い込みません。

底に入れる砂を考えて
底から3cmくらいのところに
穴を開けるのがポイント
ですよ。

作ったパーツを組み立てる

シリコンシーラントでパーツを
組み合わせます。
マスキングテープで仮止めすると
やりやすいですよ。
シリコンは防カビ材が入っていないものを選びましょう

石などで自然感を出す

そのままの状態では人工物感があるので
土台に石を貼り付けて
飾っていきましょう。
土台を水槽にセットしてみて
見える部分はすべて石で覆います

水槽にセット

石を貼り終えたら水槽にセットすれば
完成です。
はじめは大変ですが慣れれば
作りやすく感じてきますよ。



維持管理しやすくするポイント

排水性を重視しよう

陸地の植物をキレイに育てるためにも
陸地の排水性は重視しましょう。

私がオススメするのは
陸地を3層構造にする方法です。
1番下の水に浸かる層には
ろ材や溶岩石を入れ、
真ん中には上部フィルターに使う
ウールマット、
1番上に植物が育つように
園芸用の赤玉土を入れる構成です。
詳しくは下の記事でまとめています。

【壁に植物を植える】アクアテラリウムで壁面に植栽スポットを自作してジャングルを作る方法


空気の通り道をつくろう

水槽の中は思っている以上に
空気の流れが悪くなります。
空気の流れがなくなると
水槽の中が蒸れてしまい、
カビが発生しやすくなったり
植物が枯れてしまったりします。

そのため小型の扇風機などをセットして
空気の流れを作りましょう。

オススメは小型のパソコン用の
冷却ファンを使う方法です。
詳しくは下の記事でまとめています。

アクアテラリウム・パルダリウムの蒸れ対策!水槽にPC用ファンを設置して空気を循環させる


保水材と組み合わせよう

保水材とは?

水をよく吸収するシートなどのことです。
活着君ハイグロロンなど
水槽用の商品は多数あります。
生花用のオアシスも
水槽に使われることがありますよ。

一部でも水に浸かっていれば、
そこから水を吸収して
陸地まで水を供給してくれます

なぜ保水材が必要なのか

陸地部分の乾燥を防ぐためです。
陸地は毎日霧吹きをしてあげていても、
水が蒸発して乾燥しがちな
場所ができます。

乾燥に弱い苔や植物だと
すぐシワシワになってしまいます


そのため保水材を巻いてから
そういった植物を配置することで
乾燥を防ぐことが目的です。

さいごに

陸地のある水槽の簡単な
陸地の作り方を解説しました。
石を置くだけでも
陸地を作ることができます。
メンテナンスしやすい構造など
気をつけるポイントを押さえながら
作ってみてください。