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渓流のような石がゴツゴツした
レイアウトいいですよね。
私はそんなアクアテラリウムが好きで
多くの作品に石を使っています。
今回は岩組レイアウトのための
接着剤について解説します。
①カミハタ液状接着剤が安心・安全・手軽!
②市販の接着剤は使えないものが多い
③シリコンシーラントも使える
④グルーガンは使えない!
アクアリウム用に販売されている
接着剤もあります。
アクアリウム専用なので
水槽に入れるときは安心ですね。
まずはアクアリウム用として
売られている接着剤を紹介します。
①カミハタ液状接着剤
水槽のレイアウト用に
開発された接着剤です。
サラサラとしています。
細かい箇所にも接着剤を付けれるように
極細ノズルが付属していたりと、
使いやすい商品です。
石の接着には別商品の
接着補助剤が必要です。
接着補助剤は綿が固まったようなもので、
補助剤を石の隙間に入れて使います。
補助剤に接着剤を付けると、
白い煙を上げながら固まります。
固まっても白くならないので
水槽内でも目立ちません。
石同士の接着では一番のオススメです。
②アクアスケーピンググルー
こちらはゼリー状の接着剤です。
特に水草用として開発されていますが
石同士の接着にも使われますよ。
特徴としては水中でも
接着させることができる点です。
水に反応にて固まるタイプで、
固まると白くなります。
小分けになっているので
使い切りで使いやすい接着剤です。
③カミハタ リーフボンド
パテタイプの接着剤です。
パテというのは穴埋めなどに使われる
建築資材です。
リーフボンドは海水水槽用の
サンゴの固定のために開発されました。
サンゴだけでなく淡水水槽の石や
流木の接着にも使えますよ。
使い方は付属の2種類のパテを混ぜあわせて、それを接着させたい部分に付けるだけです。
質感は粘土みたいで
固まるとコンクリートのようになります。
接着力は1番高いです。
ここでは1番オススメの
「カミハタ液状接着剤」を使って
紹介していきます。
アクアテラリウム向きの石は?
アクアリウムショップでは
様々な石が売られていますよね。
正直迷います。
そこでアクアテラリウムに
使いやすい石を4種類紹介します。
アクアリウムのネットショッピング大手の「charm」で売られている石です。
値段もお手頃で、
さまざまな大きさ別に販売されているのでレイアウトにも使いやすいですよ。
ゴツゴツとしているので荒々しく
カッコいいレイアウトになりますよ。
石によって少し色が違うことがあるので
岩組するときは注意です。
小さな穴が無数に空いている石です。
その名のとおり溶岩そのものです。
たいていは黒色です。
細かい穴が空いているので
他の石と比べると少し軽いです。
表面はゴツゴツザラザラしているので
1番接着させやすいですよ。
石全体に大きなくぼみや
穴が空いている石です。
色は黄土色です。
穴が空いているのは脆い部分だけが
崩れてなくなっているからです。
こちらも水槽用として
よく使われています。
他の石よりも割れやすいので
扱いには注意が必要です。
加工しやすいというのがメリットですね。
丸みを帯びた石です。
川に流されて角が取れた石ですね。
私は渓流を再現したようなレイアウトで
よく使っています。
石の中では特に安く手に入りますが、
形が楕円形が多いので
石組にはコツがいります。
表面はつるつるしていますが
接着剤でも固定できますよ。
使い方
カミハタ液状接着剤で
風山石の接着をさせていきます。
まずはどんな形で固定させるか
決めましょう。
手で支えながら形を決めます。
バランスを考えて
自立させるようにするといいですよ。
石のスキマに補助剤を突っ込みます。
できるだけ設置面が大きくなるようにしましょう。
大きな石同士の接着や
バランスが悪い石をつけるときには
接着補助剤を多く使いましょう。
スキマに入れた補助剤に
液状接着剤を付けていきます。
見た目で少し濡れたことが分かるくらいの量です。
多すぎると接着剤が垂れてしまいます。
その状態でしばらく待ちます。
そのうち「ジューーー」という
音が聞こえてきて
白い煙を上げながら固まります。
白い煙が上がって音がしなくなったら
固まった合図です。
ちゃんと接着できているか
確認しましょう。
補強が必要な時には
再び補助剤を入れて接着剤させます。
市販の接着剤は?
メリット:価格が安い・ホームセンターで入手可能
デメリット:使えないものもある
市販の瞬間接着剤にも
水槽で使えるものがいくつかあります。
接着剤大手のアロンアルファだったり
コニシの商品でも使えるものもありますよ。
一方で、水槽に入れると有害物質が
溶け出してしまうものがあります。
そのため水槽で使う時には
裏の注意文をよく読んで確認しましょう。
シリコンシーラントは使い方に注意
メリット:価格が安い
デメリット:接着力が弱い
アクアテラリウムの土台作成に
よく使うシリコンシーラントですが、
石の接着には注意が必要です。
というのもカミハタの液状接着剤と
比べると接着力が弱いのです。
シリコンなので固まったとしても
ゴムのような触感です。
重たい石どうしの接着だと、
シリコンの接着部分が伸びてしまって
取れてしまいます。
また、シリコンは固まるまでに
時間がかかるので固定しにくいです。
そのため重たい石を接着には向きません。
もちろん小さな石であれば使えますよ。
グルーガンは接着力が弱い!
100円ショップでも売られている
グルーガンはアクアリウムでも
使える接着剤です。
しかし大きな石どうしの接着には
使えません。
接着力が弱いからです。
ロウで固めるので表面がゴツゴツしている溶岩石であればなんとか接着できると思います。
表面がツルツルな渓流石などでは
少し力を入れただけで取れてしまいます。
水槽をリセットして
新しいレイアウトに変えるとき、
接着剤がキレイに取れた方がいいですよね。
石を再利用できますし、
水槽もキレイになります。
キレイに取れる接着剤
- シリコンシーラント
- グルーガン
シリコンは固まってもゴムのような
柔らかさなのでキレイに取れますよ。
表面がゴツゴツしていると
少しだけシリコンが残ってしまいますが、
比較的取れやすいです。
グルーガンはロウのようなもので
接着させますが、
キレイに取れますよ。
少し力を入れるだけでポロッと取れます。
基本的に接着力が弱いものが
キレイに取れる傾向にあります。
キレイに取れない接着剤
基本的に接着力が強いものは
キレイに取ることができません。
特にパテタイプのリーフボンドは
強固に固まるので取ることすら
難しいことがあります。
他のものも石どうしの接着は取れるけれど、接着剤は取れないことが多いです。
接着剤 | 石と石 | 石と流木 | 流木と流木 | 水草 | 土台 |
---|---|---|---|---|---|
液状接着剤 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
アクアスケー ピンググルー | △ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
リーフボンド | ◎ | 〇 | 〇 | × | × |
シリコン シーラント | △ | △ | 〇 | × | ◎ |
グルーガン | △ | △ | △ | × | △ |
アクアテラリウムで使う
接着剤を解説しました。
それぞれに長所と短所があるので
この記事を参考にして使い分けてみてください。