アクアテラリウムの水中で使える水草まとめ 〜育てやすい種類と育て方のポイントを解説します〜

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自然風景を再現したかのような
アクアテラリウム。
部屋にあるだけで癒されますよね。

そんなアクアテラリウムの
水中で使いやすい水草について
まとめます。

アクアテラリウムの環境

普通の水だけの水槽と比べて
アクアテラリウムでは
環境的に何が違うのでしょうか?

まずはアクアテラリウムの
特徴についてまとめます。

水の量が少ない

同じサイズの水槽で比べると
陸地がある分、水の量が少なくなります。

水の量が少ないと水温だったり
水質の変化が大きくなります

夏場はすぐ30℃を超えてしまったり、
冬は10℃を下回ったり。
水も汚れやすくコケが繁殖しやすいです。

アクアテラリウムではそういった
水質の変化に対応できる水草が
適しています

陰になりやすい

陸地があるのでライトの
影となってしまう場所が
できてしまいます。
陸地の足元とかですね。

また、陸地の植物が成長すると水面に
覆いかぶさってしまうこともあります。

そのためある程度暗い環境でも
大丈夫な水草が適しています

水の流れが穏やか

水が滴り落ちるくらいのアクアテラリウムでは、水の流れが少ない環境になります。
水があまり循環してないのです。
(川や滝を再現したアクアテラリウムは別です)

そのため清流のような水の流れがある
環境を好む水草は向きません。

またミクロソリウムなど
シダ病の心配がある水草は
避けた方がいいでしょう

オススメの水草

アヌビアス

硬い葉をもつ水草です。
とても丈夫なので初心者用の水草として
人気があります。

アヌビアスは石や流木に活着しながら
成長する特徴があります。
そのため砂に植えるのではなく
石などに糸で巻きつけて水槽に入れます


陰性水草という、ある程度暗い環境でも
育つことのできる水草の一種です。

葉っぱの色は深い緑か黄緑色で、
細長い葉っぱや丸みを帯びた葉っぱなど
品種もさまざまです。
アクアテラリウムに
最もオススメする水草です。
よっぽどのことでない限り枯れません

ただ成長が遅いので
葉っぱにコケがついてしまうことが
あるので気をつけましょう。

【初心者必見】アヌビアス ナナの育て方・レイアウトのポイント・種類などを解説


クリプトコリネ

こちらもアヌビアスと同じく
陰性水草の一種です。
クリプトコリネは砂や砂利に植えるタイプです。

クリプトコリネは葉っぱの
形から大きさに至るまで
多種多様な品種があります。
アクアテラリウムでは
ウェンティグリーンなど
小型~中型の品種が使いやすいですよ。

気をつける点としては
クリプトコリネは水質変化に敏感で
水槽に入れた直後には葉っぱが
溶けてしまうことがあります

根元のイモのようなものがあれば
水質に適応した葉っぱが出てくるので
安心してください。


ブセファランドラ

陰性水草の一種です。
ラメが入ったような
キラキラした葉っぱが特徴
で、
そのキレイさから
コレクターが多い水草です。
そのため価格が高めです。

しかし育てやすさはピカイチです。
アヌビアスと同じく石や流木に
活着しながら成長します。
クリプトコリネ同様に水質が急変したら
葉っぱが溶けてしまうことがあります。

陰性水草ブセファランドラの種類・育て方・増やし方


金魚藻

金魚を飼う水槽によく入れられる水草は
まとめて金魚藻と呼ばれています。
アナカリスやマツモ、
ガボンバなどホームセンターで
よく売られていますよね。

その特徴はなんといっても育てやすさ。
これまで紹介した陰性水草と違い、
成長スピードも早く、
みるみる水槽を華やかにしてくれます

成長が早いので
水中の余分な栄養素を吸収する
水質浄化効果も期待できます


浮き草

水草ではありませんが、
アクアテラリウムに
よく入れられるのが浮き草です。
ホテイアオイとか大型種ではなく、
アオウキクサなど小さな浮き草を
少し入れる程度です。

浮き草はすぐ増えてしまいますが、
水面に浮いているので
メンテナンスが簡単
です。
そういった意味で浮き草を選ぶ人も
多いようです。

キレイに育てるには?

ライトが当たる場所に置く

陰性水草といってもライトが当たる
明るめの場所に置いてあげましょう。
陰性水草は
「暗い環境でもぐんぐん育つ」
のではなく、
「暗い環境でも枯れにくい」
というのが本来です。

そのため可能なかぎり明るい場所に
置くことが良いですよ。

【アクアテラリウムとアクアリウムで違う?】水槽のライトは何時間つけるのがベストか解説します! 〜コケなどトラブルが少なくなる点灯時間は?〜


定期的な水換えをしよう

アクアテラリウムは汚れやすいです。
そのため週に1度、
水槽の半分くらいの水を抜いて
新しい水に換えましょう。

定期的に水を新しくすることで
キレイな水槽が保たれます。
水を抜くにはプロホースEXが
便利ですよ

【メンテナンス】アクアテラリウムの水換え方法から植物のトリミングまで維持管理について解説します


冬はヒーターを設置しよう

アクアテラリウムでは
水温変化が激しいです。
特に冬は昼間と深夜で10℃以上の
気温差が出ることもあります。

それは水槽の水温にも影響があり、
1日でそんなに気温差があると
生き物は体調が悪化するだけでなく、
水草もキレイに育ちません


ヒーターを入れると
水温を設定温度以上に保ってくれるので
便利です。
アクアテラリウムの冬越しには
欠かせないアイテムです。

【ヒータなしで冬を乗り切る】アクアリウム水槽の冬対策とヒーターが壊れた時のための節約術


さいごに

アクアテラリウムに
適した水草をまとめました。
水質変化に強い丈夫な水草ばかりですが、
定期的な水換えやヒーターの設置など、
最低限のメンテナンスは必要です。
この記事を参考にして
アクアテラリウムを楽しみましょう。