滝を作るときオススメのポンプは?アクアテラリウムを作るときの注意点・コツも解説!

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滝のアクアテラリウムって憧れますよね。
私もアクアテラリウムを作り始めた時は、
その憧れからか必ず滝を作っていました。

ふと
ふと

これまで50を超えるアクアテラリウム作品を作ってきた筆者が、使いやすい水中ポンプを紹介します

水中ポンプの種類

水中ポンプはいろいろなメーカーから
いろいろな大きさ、強さのポンプが販売されています。

コンパクトオンシリーズ

私が一番よく使っているのはエーハイムの
コンパクトオンシリーズです。
強さに応じて300から2100まで
幅広く4種類展開しています。
通常「300」を使いますが、
60㎝水槽では600を使うなど
使い分けができるのもポイントです。

アクアテラメーカー

GEXのアクアテラメーカーも
水中ポンプとして使っています。
これはアクアテラリウムに特化したポンプで、
低い水位でも使えるようになっています。
さまざまなアタッチメントが
付属しているのも嬉しいですよ。

マイクロフィルター

こちらはテトラの1番小さなポンプです。
本体のフィルターカバーを外して使えば
高さが半分くらいになります。
基本的には10ℓ以下という
かなり小型な水槽用のフィルターですが、
本体の圧倒的な小ささから、
小型水槽でのアクアテラリウムには欠かせません。

外部フィルターもオススメ

外部フィルターはろ材が入った本体は水槽台に隠し、
水槽では給排水パイプのみ見えるような構造です。
排水の向きを変えるパーツなど、
カスタマイズ性が高いので
工夫すれば問題なくアクアテラリウムでも使えますよ

比較

3つのメーカーを比較すると下の表になります。

水中ポンプの使い分け方

私がどんな作品やどんな環境によって
ポンプを使い分けているのかをまとめます。

①水槽サイズによる使い分け

基本的には水槽の大きさによって変えています。
パワーが弱すぎるポンプを使ってしまうと、
チョロチョロの滝しかできませんり
小さな水槽でパワーが強いポンプを使ってしまうと
崩壊してしまいます。

小型水槽(20cm以下)

テトラ マイクロフィルター

ボトルアクアリウムなど小さな水槽であれば
マイクロフィルターが良いでしょう。
水の流れもちょうど良く、
本体も小さいので小型水槽内で隠すことも簡単です。

↓マイクロフィルターを使った作品↓

30cm水槽

GEX アクアテラメーカー

30cm水槽になると1段階パワーをあげて
アクアテラメーカーを使います。
本体の横に付いている吸盤が意外と使えますよ。

↓アクアテラメーカーを使った作品↓

EHEIM コンパクトオン300

30㎝キューブ水槽になると
アクアテラメーカーでは少し物足りないので
EMEIMのコンパクトオン300を使います。
コンパクトオンは12/16のホースに対応しているので
ホースの長さを間違えたときなどにも安心です。

↓コンパクトオン300を使った作品↓

45cm水槽

EMEIM コンパクトオン300

45㎝水槽であればコンパクトオン300を使います。
途中で分岐させて2つの滝を作りたいときには
ひとつパワーが強いコンパクトオン600で良いでしょう。

↓コンパクトオン300を使った作品↓

60cm水槽

60㎝水槽だとメンテナンスなども考えると
水中ポンプよりも外部フィルターを使います。
水槽内で強い水中ポンプを使うと
どうしても振動などによる音が大きくなります。
そのため水中ポンプはサブポンプとしての利用になります。

↓外部フィルターとコンパクトオン300を使った作品↓

②迫力のある滝を作りたいとき

先ほど伝えた水槽サイズ別のおすすめポンプで
1段階パワーが大きなものを使いましょう
流れる水が増えると流れの存在感が強くなりますし、
水の音も大きくなりダイナミックな滝になります。

ただしあまりにもパワーが強すぎると
水槽前のガラスに水滴が
いつもつくようになるので注意が必要です。

 

③水が滴り落ちるような滝を作りたいとき

アクアテラメーカーがおすすめ

川の上流のような水滴がぽたぽたと滴るような
アクアテラリウムをつくるには
アクアテラメーカーがおすすめです。
付属品に分岐パイプとチューブがあるため、
水が出るところを何個か作ることが可能です。
加えて流量調節エルボも付属しているので
水の出る量も微調整できますよ。
やはりアクアテラリウム用に作られたポンプなので
これさえ買えばさまざまな作品が作れるようになります。

④ボトルアクアリウムで滝を作りたいとき

マイクロフィルターがおすすめ

ボトルアクアリウムのような
かなり小さなアクアテラリウムの場合は
マイクロフィルターがおすすめです。
ボトルアクアリウムでは特に
フィルターを隠すことが難しくなります。
フィルターが見えてしまうと
どんな作品でも気になってしまいます。
マイクロフィルターはなんといっても
本体がかなり小さいので
隠しやすいのです。

最近GEXから「ピコロカ」という
商品が販売されたようです。
こちらもかなり小さいようなので
マイクロフィルターの対抗馬になりそう。

⑤アクアテラリウムで生き物を飼いたいとき

外部フィルターがおすすめ

生き物を飼う時にはきちんとした
ろ過システムが必要です。
どんな生き物もきれいな水の中の方が
住みやすいのです。
生き物を飼うときには温度変化や水質変化が
緩やかになる大きめの水槽が良いので
45㎝以上の水槽が好ましいと思います。
そうなるとポンプではなく
外部フィルターの方が安心です。

ポンプを使う時に気を付けること

これまでおすすめのポンプについてまとめましたが、
使い方も抑えるべきポイントがあります。

①必ず試運転をしてから

作品をつくる前にポンプの試運転をしましょう
完成してから初めてスイッチを入れると
エアーがみして水が出なかったり、
思ったより水の勢いが強かったりと
なにかと問題がでてきます。
必ずバケツの中などで試運転をしてから
作品を作り始めましょう

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②完成後もポンプが取り出せるようにする

メンテナンス性は大切です。
水中ポンプは特にエアーが絡んだり、
モーターに砂が挟まったりして
動かなくなることが多いです。
そんな時にでもすぐに取り外せるように
しておくことが重要です。

 

③ポンプから出る水に気をつける

ポンプの排水口の向きに気をつけましょう。
水は勢いよく飛び出るので
噴水のようになってしまう場合があります
下の図のように、
水を貯める構造にするか、
排水口の上に石を置くようにすると良いですよ。

④水はねに注意

強すぎるポンプを使ってしまったときなどは特に
水がはねて水槽前面のガラスに
水滴が飛んでしまいます。
水槽を見る時にジャマになるので
滝を作る時は斜面を流れるようにするか、
水の落下地点を隠すようにした方がよいです。

⑤滝の流れをしっかり決めておく

滝がどこを流れてどこに向かうのかを
しっかり決めておいた方がよいです。
水路のように水が流れるところを決めて
滝の流れ自体をしっかり固定するのです。

これはレイアウト完成した後に
思った通りに水が流れなかったことで、
苔がうまく育たないなど問題になることが多いです。
そのためしっかりと両サイドを盛るなどして
滝の流れを固定させましょう

 

まとめ

アクアテラリウムで滝をつくる時の
ポンプの選び方をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。