流れが速い渓流環境を再現したアクアテラリウムの作り方 | レイアウト案から土台制作編

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

新しいアクアテラリウムを作ります!
前のアクアテラリウムも気に入っていましたが、
作りたいレイアウトが浮かんだので
いてもたっても入れずリセットします。笑

川の断面を見るような水槽

次のアクアテラリウムのテーマは
「川の断面が見えるアクアテラリウム」です。
ふと川の映像を見ていたときに
水槽の中で魚の遡上を観察できたらいいな、
と思ったのが大元です。笑

そこで水槽前面に水路を作り、
流れを早いエリアを作ろうと思います。

アクアテラリウムのレイアウト案

レイアウトデザイン

前から見た絵

構成要素としては大きくふたつ、
「池」「水路(川)」です。
メインのフィルターから来た水が池に流れ込み、
その後に水路部分に流れ川を再現します。

断面を見たいので水深を確保するために
水路まで水がかかるようにします。
流量も確保するため水中ポンプも導入します。
ちょうど右下に見えるやつですね。

上から見た絵

水の流れを付け足すとこんな感じ。
水路には石などを貼り付けて蛇行させます。
勾配をつけすぎると
水深が浅くなるので 高低差は2cmだけです。

使うアクア用品・材料

アクアリウム用品

フィルター:エーハイム 500

メインのフィルターです。
池の上流部から水を出します。

水流ポンプ:エーハイム コンパクトオン300

水流を強め、流量を増すためのサブポンプです。
川の上流端にセットします。

水槽:エーハイム EJ-60

標準の60cm水槽を使います。
60cm×30cm×36cm(幅×奥×高)です。

LEDライト:Aqullo oval

アクアリウムの大手ネットショップである
チャームオリジナルのLEDライトです。

土台制作に必要な材料

ポリスチレンボード

加工しやすく軽いので土台には最適な素材です。
他の素材にスタイロフォームや
発泡ウレタンスプレーなどがありますが、
今回はすべてポリスチレンボードを使っていきます。

鉢底ネット

土台下部の水抜け穴に貼り付けたり、
陸地の排水性を高めるために使います。

シリコンシーラント

土台などの接着に使います。
注意すべきは防カビ剤が入ってないことを確認すること。
水回り用は防カビ剤が入ってることが多いです。

土台を作っていく

基本的な作業手順

①ポリスチレンボードを切る

土台を作っていきます。
カッターで簡単に切れます。
切れ味が悪いとガタガタになるので
新しい刃を使った方が良いです。

②シリコンシーラントで接着

パーツ同士の接着にはシリコンシーラントを使います。
マスキングテープなどで形を固定すると
作業しやすくなります。

塗りムラや塗り残しをなくすために
最後にヘラでなぞって仕上げます。
見た目もキレイになるので必ずやります。

③乾燥・アク抜き

そのまま丸1日放置します。
その後アクを抜くために
水の中に沈めて再び丸1日放置します。
私は最後にすべてのレイアウトが
完成してからアク抜きすることが多いです。

今回作ったパーツ

水が流れる河川パーツ

これが川のパーツ。
L字型のパーツで前面ガラスに直接貼ります。
背面を斜めにすることで石を貼りやすくしています。

水が溜まる池パーツ

池のパーツ。
水槽の奥行きが30cmしかないので
細長い形状になりました。
真四角な形状にすると人工物感が出るので
多角形に作りました。
水漏れがないようにシリコンは多めにつけています。

池と川を繋ぐパーツ

これは池と川の繋ぎ目になるパーツです。
左部分が植栽スペースになります。
植栽スペース下部には穴を開けて
鉢底ネットを貼っています。

壁となるパーツ

陸地部分と水中部分の仕切りとなるパーツです。
見えてしまう箇所には
事前に石を貼り付けていきます。
重くならないように
小さめの石を使っていきます

土台を水槽にセット!

完成した土台を水槽に貼り付けていきます。
貼りにくい箇所は水槽を横に倒して貼ります。
この時も使うのはシリコンシーラントです。
途中で崩壊することがないように
シリコンは多めに使います。
焦らず1つずつ固定していきます。

さいごに

今回はここまでです。
とりあえず乾燥を待って
塗り残しがあれば補強します。
次回は土台に石を貼ったり、
陸地部分を作り、植栽をしていきます。