【春と秋の水槽管理】寒暖差が大きくなる季節のアクアリウム水槽管理で気をつけること

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季節の変わり目の気をつけることといえば
「水温変化」です。
朝晩の冷え込みが強くなると
水槽の水温も下がってしまいますよね。

そこでこの記事では
春と秋の水温変化に対処するための
方法をまとめました。

POINT

・水温変化が大きすぎると生き物の調子が悪くなる
・冷え込みだしたらヒーターを設置しよう
・水槽を断熱材で囲うのも効果的
・水温変化は産卵の合図にもなる

アクアリウム水槽と水温

アクアリウム水槽の適温は
飼っている生き物や水草によって変わりますが、だいたい25℃くらいです。

特に気をつけることは
昼と夜との水温差
です。
水槽の水は限られているので
水温が変化しやすいからです。
少ない水の方が沸騰させやすいですよね?

逆に自然界では水量が大きいので
1日の水温差は大きくなりにくいです。
寒暖差が大きくなりやすい春と秋は
水温変化を気をつけなければなりません。

寒暖差が大きくなると起こること

①生き物の調子が悪くなる

私たちも寒暖差が大きくなる春と秋には
体調を崩しやすいです。
水槽の生き物も同じで1日の水温差が大きくなると体調を崩しやすくなります
これが1番の問題です。

魚やエビの体調が悪くなると
エサを食べなくなったり、
病気にかかりやすくなります。
昼間の水温と朝方の水温が5℃を
超えるようになったら注意が必要
です。

②コケが発生しやすくなる

魚が食べ残したエサが増えたり、
水草の成長が遅くなったりすると
コケが目立つようになります。
コケについてはさまざまな原因が
考えられるので他の記事を
参考にしてみてください。

【全種類】水槽に生えるコケの種類とコケ取り生体 〜コケの特徴と対策方法〜


③新芽・産卵のタイミング

水温差があることは
悪いことばかりではありません。

季節の変わり目には
魚の産卵シーズンや
水草の新芽が多くなる季節
でもあります。
魚は水温差が大きくなると、
そろそろ産卵する季節だと感じて
産卵の準備を始める種類もいます。

そのため水温差があることは
悪いことではありません

アクアリウム水槽だと水温差が
大きくなりすぎることが問題となるのです。

対策方法(春)

①ヒーターはそのまま!

少し暖かくなったからといっても
ヒーターはそのままにしておきましょう。
昼間はよくても朝晩は
まだまだ冷え込みます。
4月になっても時々寒い日があります。

ヒーターを早くに撤去してしまうと
水温が下がりすぎてしまいます。
この時期もヒーターは最低水温を保てる
重要なアイテムです。


②夜にライトを点灯

ライトの熱を利用しましょう。
夜に気温が下がるので
夜にライトをつけるように設定すると
水温の低下を軽減できますよ。


対策方法(秋)

①断熱材を取り付ける

水槽を発泡スチロールなどの断熱材で
囲うと水温の差が小さくなります

夜の気温が下がって
水温も気になりだしたら付けてみましょう。

水槽サイズに応じたサイズも
販売されていますし、
ホームセンターで素材を買って自作も簡単ですよ。
自作する時は
発泡スチロールカッターを使いましょう。


②ヒーターを設置する

冬の必須アイテムであるヒーターは
秋ごろ設置しましょう。
昼間は良くても朝方の冷え込みのため
水温が低下してしまいます。
ヒーターを設置しても
気温が高い昼間は稼働しないので
電気代は最小限ですよ。

【ほんとに必要?】アクアリウム水槽のヒーターの選び方・電気代・設置場所を徹底的に解説!


保冷・保温アイテムはいつまで?

夏の保冷アイテム、
冬の保温アイテムはいつ頃まで
設置するのが良いのでしょうか?
それぞれのアイテムごとに
まとめてみました。
お住まいの地域によって変わりますので
参考程度です。

  • ヒーター:5月撤去・11月設置
  • 断熱材:5月撤去・10月設置
  • 冷却ファン:9月撤去・7月設置

私が目安にしているのは
最低”水温”が25℃を下回ることがあれば
断熱材を設置
します。
20℃を下回るようになったら
ヒーターを設置
します。

逆に撤去するタイミングは
最低”気温”が15℃を超えてくる日が続けば
ヒーターも断熱材も撤去します。

さいごに

春秋の水温変化への対処方法をまとめました。
水槽という限られた環境では
どうしても変化が大きくなってしまいますので
参考にしてみてください。