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アクアリウムでの「水合わせ」を
聞いたことがありますか?
水合わせはとても重要な作業です。
この作業を省いてしまうと魚・エビの生死に関わります。
この記事では水合わせの意義から手順までまとめていきます
水合わせとは?
水合わせとは、
魚やエビを他の水槽へ移す時に行う作業です。
新しく生体を買ってきた時に必ず行います。
移動前の水質と移動先の水質を
徐々に合わせていく作業が主になります。
なぜ水合わせが必要なの?
もともとの飼育水と移動先の飼育水の
水質・水温は微妙に異なっています。
数値的にはそんなに変わらないといっても、
急に入れてしまうと、
エラが傷ついてしまったり
生体の調子が悪くなってしまいます。
エビなど水質変化に敏感な生体は
死んでしまうこともよくあります。
そのため生体を導入する際には
必ず水質を徐々に合わせていく水合わせを行います。
①通常必要とされているもの
水合わせに必要なものは3つだけです。
全部合わせても500円で揃えられます。
- エアーホース
- 分岐コック
- バケツなどの容器
②簡単なやり方
今回紹介するやり方の場合、
必要なものは2つだけです。
- スポイト
- 洗濯ばさみ
スポイトはある程度大きめの方が便利ですよ。
私は20mlを使っています。
・自動的に水合わせができる
・セットが面倒
・高低差が必要
①水温を合わせる(季節により)
真夏や真冬に水合わせを行う場合には
水質だけでなく水温も合わせましょう。
水温を合わせる方法としては2つあります。
これが1番一般的な方法です。
生体を購入した時に入っている袋を
そのまま水槽に浮かべておきます。
これだけでゆっくりと水温が合ってきます。
袋から容器に移し替えて、
容器内にヒーターを入れることで
水温を合わせる方法です。
わざわざヒーターを用意する煩わしさはありますが、
水合わせをゆっくりと行いたい場合、
こちらの方法の方が丁寧かつ
スムーズに水合わせができます。
②袋を開けるor魚を容器に移す
アクアリウムショップなどで入手した場合、
袋に入れられていることが多いです。
まずは袋から容器へ移しましょう。
写真のように袋を開けただけでもいいですよ。
③飼育水を徐々に入れていく
移し替えたあとは徐々に
移動先の水質に合わせていきます。
この時使用するのがエアーホースとコックです。
まずは移動先の水槽よりも
低い位置に置きます。
あとはサイフォン式で
エアーホースで水を入れていきます。
コックを利用して1滴ずつ
ゆっくりと水を合わせていきます。
焦らずゆっくりとがポイントです。
水がだんだん増えてくるので
溢れないように注意が必要です。
30分以上時間をかければよいと思います。
だいたい袋の水が水槽の水に近づいていれば問題ないです。
心配であればもっと時間をかけても良いでしょう。
④アクアリウム水槽へ入れる
水を合わせ終えたら、
ようやく水槽に入れてあげます。
入れる前に水温が同じかだけ気をつけましょう。
網でゆっくりすくって、ゆっくり入れます。
この作業でも生体が傷つくことがあるので、
写真のように袋を持って
ゆっくり網に注ぎだす方がいいです。
・場所を取らない
・必要なものが少ない
・網を使わない
・手動で水を入れ換える必要がある
①水温を合わせる
簡単なやり方の場合は
水槽に袋を浮かべて水温を合わせます。
この時にふくろを開けて、
洗濯ばさみなどで止めておきましょう。
洗濯ばさみがないと
見てない時にひっくり返ることもありますよ。
②スポイトで水を少しずつ入れ替える
スポイトで袋の水を外に捨てて、
水槽の水を袋の中に入れていきます。
例えばスポイトで3回水を抜いたら
3回分水槽の水を入れるような感じです。
15分に1回くらいで水を入れ換えて、
袋の水が水槽の水に置き換わったかな
というくらいまで続けましょう。
③袋の水ごと水槽に入れる
さいごに袋の水ごと水槽に入れてしまいます。
網を使わないので
魚を傷つけずに簡単に水槽に入れられます。
①ライトは付けない
買ってきた魚は袋に入れられて、
車や歩いているときに揺られて家に着きます。
かなり神経質になっています。
そんな魚を落ち着かせるためにも
水合わせ中はライトを消しておきましょう。
水合わせ自体は部屋の明るさでも
十分行えます。
②刺激を与えない
買ってきた魚を見たい気持ちも分かりますが、
魚にとっては導入時が一番
ストレスがかかります。
近くで見すぎたり、
触ったりすると余計にストレスがかかるので
控えましょう。
③酸欠に注意する
袋の中は酸欠になりやすいです。
特にたくさんの魚が同じ袋の中に入っている時には
注意が必要です。
今回紹介した簡単な水合わせでは
水を入れるときに少し高いところから水を落として
酸素を取り込むようにするのも手です。
アクアリウムでの水合わせについてまとめました。
生体を飼育するのであれば
やった方が良い・覚えておいた方が良い作業です。
面倒ですが時間をかけて水合わせすることで
生体のストレスを軽減できます。
ぜひ参考にしてみてください。