【60㎝じゃなくても良い】アクアリウムを始めるときの水槽サイズの選び方とオススメの水槽サイズ

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アクアリウム水槽を始める時、
どの大きさの水槽にしようか
迷っていませんか?

よく大きな水槽から始めた方が良いと
紹介されていますが
本当にそうなのでしょうか?

今回はアクアリウム水槽を始めるうえでの
水槽サイズの選び方について紹介します。

60㎝水槽がオススメされる理由

水量が多いから

水量が少ない場合、
餌の与えすぎなどで
水質が一時的に悪化した時に
水質悪化の影響が大きくなります。
多い水の方が沸騰させるのに
時間がかかりますよね。

つまり水量が多い方が
全体の水質変化が小さい
のです。
そのため初心者には大きな水槽サイズが
オススメされるのです。


商品数が1番多い

60㎝水槽はアクアリウム用品の中でも
特に品揃えが多い水槽サイズ
です。

そのため費用を抑えるために
安い物をそろえたり、
同じメーカーで統一するなど
自分の選び方に合わせて
買い揃えられます。

いろいろな魚を泳がせられる

水槽にいろいろな魚を泳がせたいと
思う方は大きな水槽の方が
良いと思います。

多くの魚を泳がせると餌の与えすぎたり
魚のフンが多くなったり
水が汚れるのが早くなります。

大きなサイズの水槽の方が
水質悪化が抑えられ、
多くの魚を泳がせることができます

60㎝はベターだけどマストでない

これまで説明した通り、
60㎝水槽には初心者にとって
多くのメリットがあります。
しかし筆者は初心者に60㎝水槽を
オススメしません。
理由は次の通りです。

そんなに大きくなくても水質は安定する

実際に売られている水槽を見ると
分かりますが、
幅30㎝水槽でも意外に大きいものです。

そこに水を入れるわけですから
45㎝以下の水槽でも
水量はかなりあります。
そのためそんなに大きな水槽から
始めなくても良いですよ。

【5つのポイント】水槽を水をキレイに保つコツをまとめました


置き場所に困る

実際に見ると分かりますが
60㎝水槽はかなり大きい
です。
その水槽を用意したとしても
置き場所がなければ
困ってしまいます。

同居人がいる場合は大きさから
許可が得られないこともあります。

【寝室はNG?】水槽を置くベストな場所はどこが解説します 〜設置しやすい場所や設置する台について〜


かなり重くなる

水槽サイズ水の量水槽本体の重さ総重量
30㎝水槽15ℓ4㎏19㎏
30㎝キューブ水槽27ℓ5.5㎏34㎏
45㎝水槽36ℓ7㎏43㎏
60㎝水槽65ℓ11㎏76㎏
90㎝水槽182ℓ34㎏216㎏
120㎝水槽242ℓ53㎏296㎏
※水槽に水だけ入れた場合の重量です。
※底床やフィルターの設置でより重くなります。

水槽に水を入れるとかなり重くなります。

上の表の通り80㎏近いものを
置く場所はかなり限られます。

スペースがあったとしても
床の耐荷重を調べる必要があります
30㎝水槽にすれば重さは
1/4まで減らすことができます。

メンテナンスが大変

水質変化が緩やかになると
説明しましたが、
それでも日々のメンテナンスは必要です。

メンテナンスとは
週1回程度行う水換えです。
全体の1/3程度の水を変える作業ですが、
大きな水槽ほど時間も手間もかかります。

水槽を適切に維持するには
この作業を省くことはできず、
かなり面倒になってきます

小さな水槽だと
このメンテナンスも容易になります。

【水槽の洗い方】水槽掃除の手順と必要なものを解説!熱帯魚水槽の汚れをキレイにする方法


オススメはバランスの良い45㎝!

私がオススメするのが45㎝水槽です
価格も60㎝水槽より安いですよ。
フィルターについては60㎝と
同じものが使えることが多いです。
外部フィルターだけは注意が必要です。

幅が45㎝あるので狭すぎることはなく、
魚も最大で30匹くらいは入れられます。
迷ったら45㎝水槽にすると良いでしょう。


水槽サイズの選び方

初めてアクアリウム水槽を始める方は
ノウハウがないため、
何か問題があると解決策が分からず
悪化することもあります。

せっかく始めてみても
うまくいかなければ
すぐアクアリウムを
辞めてしまうでしょう。

60㎝水槽はその大きさゆえに
問題が発生すると解決するのも困難です。
それならば自分にちょうど良い大きさの
水槽から始める方が良いと
私は考えています。

①置く予定の場所の広さを確認する

まずは水槽を置きたい場所を
決めましょう。
大きな水槽が置ける場所を
考えることでなく
置きたい場所から考えることで
インテリア性も高まり、
アクアリウムをより楽しめると思います。

メンテナンスを考えると
横にある程度のスペースがあると
作業しやすくなりますよ

【危険!】水槽は隣どうしぴったりくっつけたらダメ!水槽を複数置く時の注意点を解説します


②どれくらいの魚を入れたいか

どれくらいの魚を飼いたいかで決めます。
たいていは水の量1ℓに対し
1匹飼えると考えられます


たくさんの魚を飼いたいのであれば
その分大きな水槽にする必要があります。

また、魚を多く飼いたいのであれば
ろ過能力が高いものを選ぶ必要もあります。
フィルターによって設置スペースが
変わってきますので
水槽サイズを決める前に
フィルターを決めた方がいいかもしれません。

【必見】アクアリウム水槽のフィルターの解説 〜全種類の特徴から目的別の選び方〜


③床の耐荷重は大丈夫か

床の耐荷重にも制限があることがあります
マイホームの場合は念のため
問い合わせた方がいいでしょう。

マンションやアパートの場合は
建築基準法で床の積載荷重は
180N/㎡以上(1㎡に180㎏以上耐えられる)
と決められています。

置く場所も部屋の真ん中よりも隅に置いた方が耐荷重は大きくなります。


さいごに

初心者がアクアリウム水槽を始める場合、
無理に60㎝水槽を選択する必要はありません。
これから長くアクアリウムを
楽しむためにも自分に合った
水槽サイズから始めることを
筆者はおすすめしています。