【チチブの飼育方法 総まとめ】エサや混泳、フィルターなど飼い方を徹底解説!

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池や川で太めのハゼを
捕まえたことはありませんか?
それはチチブという魚です。

チチブって飼えるのかな?

チチブは日本の川に広く生息しています。
川遊びなどで捕まえて
そのまま飼うことになった人も多いと思います。
この記事ではチチブの
飼い方についてまとめていきます。

POINT

①基本は単独飼育
②口に入るものなら何でも食べてしまう
③エビ・メダカは食べられる

チチブについて

特徴

寿命:3年

他のハゼよりも太めの体型で、
体の白い斑点が特徴です。
川と海を行き来する両側回遊魚で
下流域に多く生息しています。
流れの緩やかな場所を好み、
湖や池などにも生息しています。

3年はあくまで飼育下での寿命です。
自然界では産卵後に死んでしまうため
1年しか生きられません。

チチブの種類

チチブとヌマチチブに分けることもできますが、
基本的には両者を区別しません。
参考程度に。

チチブ

全長:10㎝

主に河口域に生息しています。
ヌマチチブよりも頬の水色の模様が
密に入るようです。

ヌマチチブ

全長:12㎝

湖や池に良く生息しているのがヌマチチブ。
特に流れの緩やかな場所を好み、
水生生物や藻類を食べる雑食性です。

チチブの飼い方

チチブの飼い方を紹介します。
3年間飼っていた実体験をもとにしています。
基本的には単独飼育が良いです。

水槽設備

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水槽

サイズ

最低でも30㎝の水槽が良いでしょう。
成長して10㎝を超える個体もありますし
チチブは夜間に結構活発に活動します。
あまりに狭い水槽だとストレスを感じて
長く生きられません

ガラス蓋

チチブは底でじっとしているだけでなく
夜間は中層も活発に泳ぎ回ります。
飛び跳ねることもしばしばあるので
必ず水槽には蓋をして飛び出させないようにしましょう

フィルター

フィルターも設置した方が良いです。
チチブが食べ残したエサによって
コケが繁殖するなど、維持管理のことを考えると
フィルターを稼働させた方が楽
です。

おすすめフィルター

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照明

屋内で飼う場合は照明を設置しましょう。
設定時間になると自動でオンオフしてくれる
タイマーも設置すると良いでしょう。
同じ時間に照明が点灯・消灯することで
チチブの生活リズムも整い、
体色も良くなります。

点灯時間:7時間前後

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水槽環境

水質

チチブはそれほど水質にうるさくない魚です。
自然界でも少し汚れた池にも生息しています。
底床にサンゴを使うなど極端にアルカリ性や
酸性に寄った水質でなければ大丈夫でしょう。

ですがカルキ抜きは必ず行い、
カルキ抜きした水道水であれば
問題なく飼育することができます。

水温:15℃~28℃

夏の高温には気を付けましょう。
最高でも30℃を超えないように注意しましょう。
適温は22℃前後と考えましょう。

水流

チチブは水流がない場を好む魚です。
そのためフィルターの排水口の向きを変えるなど
水流を起こさないように注意しましょう。

水深

特に気にすることはありません。

レイアウト

砂や砂利などの底床材

砂質や砂利が良いでしょう。
3㎝厚くらいに敷くのがおすすめです。

水草

見栄えが良くなる点や隠れ家としての役割も果たすので水草を入れた方が良いです。
しかしチチブが泳いだり暴れたりすると
レイアウトが崩れてしまうので
入れる水草は限定されます。

おすすめの水草を下に記します。

金魚藻

流通量も多く安価で育成も容易な水草です。
成長が早く水の浄化作用も期待できます。



石などに活着する水草

石や流木に活着する水草で
チチブが暴れても問題ありません。
成長は遅く頻繫なトリミングが必要ないため
管理しやすい水草です。

水草水槽始めるなら「陰性水草」から始めよう!陰性水草の特徴・種類・育て方をまとめます



浮き草

水面に漂っているため
チチブによってレイアウトが崩れる心配はありません。
チチブは影となる場所を好むため
浮草によって光が弱くなって
良いかもしれません。



隠れ家

隠れ家は必須です。
チチブは基本的に物陰に潜んでいるため
隠れ家あると安心でき
ストレスを軽減することができます。

よくある土管型の隠れ家や水草の影、
石や流木のすき間も隠れ家として利用します。

エサ

チチブは雑食なのでなんでも食べます。
特に問題なく人工餌に餌付きます。
細かいエサよりは少し大きめのエサが良いでしょう。

注意点

一緒に入れる魚について

チチブどうし

チチブはかなり縄張りを気にする魚です
そのため水槽内に複数個体入れると
弱い個体が攻撃され続けます。
そのため単独飼育をおすすめします。

他の魚

上層を泳ぐ魚であれば可能です。
メダカなどの小さな魚は食べられてしまいますが
チチブの口に入らないくらいの魚であれば問題ないでしょう。

エビ

食べられてしまいます。
エサとしてならありです。

冬にヒーターは必要?

入れた方が調子が良いです
水槽内では朝昼の水温差が激しく
チチブはかなり体力を消費してしまいます。
そのためヒーターを入れて
水温を一定に保った方が良いです。

まとめ

チチブはずんぐりむっくりな体型で
愛嬌のある魚です。
複数飼育は難しいですが
1匹だけでも十分楽しめます。
水槽を覗くとすぐに近寄ってきて
エサをくれといわんばかりに
泳ぎ回る姿はとてもかわいいです。
川で捕まえた方はぜひ飼育してみてください。