【水流は敵!】”小川”に生息するメダカの飼い方~メダカ飼育を始める前に知っておくべきポイント~

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金魚と同様に日本の観賞魚の
代表格であるメダカ。

幼い頃に田んぼや小川で捕まえたり、
飼ったことがある人も多いと思います。

屋内でも屋外でも飼うことができ、
卵を産ませることができるなど、
育てやすく
はじめての人にもオススメの魚です。

ただ実際に飼ってみようとすると
意外とメダカ飼育にも
注意するポイントがあります。

この記事ではメダカ飼育の方法から
抑えておくべきポイントまでまとめていきます。

ふと
ふと

自然界のメダカが住む環境を紹介しつつ
水槽でメダカを飼うときの注意点を紹介していきます

メダカのイメージ

用水路や田んぼ、小川で
メダカを見かけたことがある人。
タモ網でメダカを捕まえたことがある人。
童謡「メダカの学校」を聞いたことがある人。

日本人ならいずれかの経験があるかと思います。

  • 「メダカは小さな魚」
  • 「メダカは小川に生息している」
  • 「メダカは川の魚」
  • 「流れがあるところに生息している」

などというイメージをメダカに対して
私たちは抱いているかもしれません。

今までの経験からなんとなく
メダカが好む環境を想像して
メダカを飼育するのは
危険かもしれません。

メダカが住む自然界の環境

メダカが好む環境を見ていきましょう。

水温:0℃〜35℃
水質:弱酸性〜弱アルカリ性
水流:ない環境を好む

流れに逆らって泳いでいるイメージが
あるメダカですが
実は水流のほとんどない環境に多く生息しています。
水流はあっても、
かなり緩やかな流れのところにいます。

多くみられる場所

田んぼなどの水流がほとんどない場所。


用水路川のワンドなど水流が緩やかな場所。

結論を言うと
実際、メダカは強い水流を好みません
つまり流れの速い環境には生息できません。

気をつけるべき飼育のポイント

水流は抑えるべき

メダカは小さな魚であるため
体力があまりありません

しかし水流がある場所では
流れに逆らって泳ぐという性質が
あるため常に流れに逆らって
泳ぎ続けると体力が底を尽きて
死んでしまいます

対策

メダカを入れる前

フィルターの電源を入れてみて
水流を確認しましょう。
気泡の動きを見て
水流がどれくらいあるのか、
水流がない場所がないか調べましょう。

水流が強すぎる場合は
排水口の向きを変えるか
排水口を広げるなどして
水流を弱める必要があります。
外部フィルターであれば下の商品が使えますよ。


メダカを入れた後

常にメダカが一定方向を向いて
泳いでいないかチェックします。

もしそうであるならば
水流が強いと考えられるので
水流を極力抑える工夫をしましょう。

水の循環は必要

水流がほとんどない田んぼや池ですが
水はちゃんと循環しています。

田んぼなら用水路から水が運ばれ
蒸発したり地中へしみこんだりして
循環しています。
水の流入がなさそうな池であっても

実は水中の湧き水などから水が運ばれています。

このように水流がほとんどないといっても
水の循環はおこなわれており、
常に新鮮な水の中でメダカは生活しています。

そのため水流を全く無くしてしまうのではなく
弱い水流で水槽内の水を
適度に循環させる方が良い
でしょう。

また、水流が適度にある方が
水中の酸素量が増えたり
油膜ができるのを抑える効果があるので
管理するうえでも水流があった方が良さそうです。

【必見】アクアリウム水槽のフィルターの解説 〜全種類の特徴から目的別の選び方〜


メダカ飼育に必要なもの

必ず用意するもの

水槽

アクアリウム用の水槽を用意します。
サイズは45㎝が一番おすすめです。
あまり小さいと水が汚れやすく、
維持管理が難しくなりますよ。

フィルター

水槽を維持していくには
水をキレイにするフィルターが必要です。

フィルターにもいろいろなタイプがありますが、
メダカ水槽にはバランスのいい
外掛けフィルターがオススメ
です。

設置がカンタンなだけでなく、
メンテナンスもやりやすいです。

ライト・タイマー

水槽を見るときには
ライトで照らしてあげた方がいいですよ。
部屋の明かりだけでは暗いです。

ライトはタイマーを設置して
時間になると自動で点灯するようにしましょう。
単純に楽になるだけでなく、
メダカにとっても体内時計が整うので
調子が良くなりますよ


砂利・砂

水槽には砂や砂利を敷きます。
何もないと殺風景ですよ。

また、砂や砂利を敷いておくと
そこに水をキレイにするバクテリアが住みついてくれます


水草

メダカは水草に卵を産み付けます。
飼育していくうえでも水草があった方が
水槽の見栄えもしますし、
水質浄化効果もあります


おすすめは初心者にも簡単な
アナカリス・マツモなどの
金魚藻と呼ばれる水草です。


メンテナンスで必要なもの

水換え用具

水槽は週に1回くらいの頻度で
水換えという作業が必要です。

水槽の1/3くらいの水を抜いて
新しい水を入れる作業です。

そのため水換えに必要な
水換えホースやバケツ、タオルなどが必要です。

【生き物に優しい水換え】水換えを2回に分けて水槽をしっかりキレイにする方法について解説


掃除道具

水槽を始めるとガラス面が汚れていきます。
コケが発生するからです。
そのため、100円ショップでも買えるような
メラミンスポンジや歯ブラシなどが
必要となりますよ。

ピンセット・ハサミ

枯れた水草やエビの抜け殻などを
取るためにピンセットは必要です。

ハサミは水草のトリミングだったり
チューブを切ったりするときに使います。

あった方がいいもの

水温計

メダカのためにも水温計はあった方がいいですよ
メダカの調子が悪い時に
水温が高すぎることや低すぎることが
原因かもしれないからです。

特に夏や冬は水温が上がりすぎたり、
下がりすぎたりするので
設置しておきましょう。

ヒーター

日本に生息するメダカといっても
冬の寒さには気をつけましょう。

水槽だと水温が下がりすぎてしまったり、
夜に急激に水温が下がってしまうことがある
からです。

そんな時には水槽用のヒーターを設置しましょう。

【ほんとに必要?】アクアリウム水槽のヒーターの選び方・電気代・設置場所を徹底的に解説!


冷却ファン

特に気をつけるのが夏です。
気温が35℃を超える日だと
水温も30℃を簡単に超えてしまいます。

すると水中の酸素が少なくなり、
メダカが弱ってしまいます


そのため冷却ファンを設置して
水温を抑えるようにしましょう。

水槽サイズによる匹数の目安

1リットルにつき1匹~2匹

メダカの飼育できる匹数にも目安があります。
よく言われるのが
1リットルに対して2匹、です。

例えば30㎝水槽だと
12リットルになるので24匹となります。

匹数が多くなるほど
フンや食べ残しなどで水が汚れやすくなるので
おすすめは
1リットルにつき1匹です

水槽サイズ水の量メダカの数
30㎝
(30×20×25㎝)
15リットル15匹~30匹
40㎝
(40×20×27㎝)
21リットル21匹~42匹
45㎝
(45×27×30㎝)
36リットル36匹~72匹
60㎝
(60×30×36㎝)
64リットル64匹~128匹
90㎝
(90×45×45㎝)
182リットル182匹~364匹

まとめ

メダカを買うときには
適度な水流があった方が良い
適度な水流とは
常にメダカが一定方向を向いて泳いでおらず、流れがない休める場所がある水槽です。