ウキゴリの飼い方 徹底解説! 必要な用品、エサ、飼育環境 総まとめ

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ウキゴリという魚をご存知でしょうか?
日本の淡水魚の一種で
水中でふわふわと漂う可愛い魚です。

川で捕まえたけど飼い方が分からない

この記事ではウキゴリを4年飼っている
筆者がウキゴリ飼育について解説します。

ウキゴリについて

特徴

寿命:3年

比較的大型のハゼで流れが緩やかな
川の中流域から下流域に生息します。

水中をふわふわ浮いたりホバリングする
行動をとる習性
から
「浮五里」と名づけられました。

ウキゴリの種類

ウキゴリ

全長:9㎝

第一背びれに黒い斑点がある
ウキゴリです。
この斑点で下記のスミウキゴリと
区別できます。

スミウキゴリ

全長:8㎝

第一背びれに斑点がないウキゴリです。
汽水を好みウキゴリ汽水型と呼ばれていました。

ウキゴリの飼い方

【2つだけ?】魚を飼う時にそろえるべき必要最低限のアクアリウム用品

水槽設備

水槽

サイズ

最低でも45㎝の水槽が良いでしょう。
成長して10㎝を超える個体もありますし
ウキゴリは夜間に結構活発に活動します。
あまりに狭い水槽だとストレスを感じて
長く生きられません

ガラス蓋

ウキゴリは底にいるだけでなく
中層も泳ぎ回ります。
飛び跳ねることもしばしばあるので
必ず水槽には蓋をして
飛び出させないようにしましょう

フィルター

フィルターも設置した方が良いです。
ウキゴリが食べ残したエサによって
コケが繁殖するなど、
維持管理のことを考えると
フィルターを稼働させた方が楽です。
糞が多いことも考えると
ある程度ろ過能力が高いフィルターが良いでしょう。

おすすめフィルター
【必見】アクアリウム水槽のフィルターの解説 〜全種類の特徴から目的別の選び方〜


照明

屋内で飼う場合は照明を設置しましょう。
設定時間になると自動でオンオフしてくれる
タイマーも設置すると楽です。
同じ時間に照明が点灯・消灯することで
ウキゴリの生活リズムも整い、
体色も良くなります。
観賞もしやすくなりますしね。

点灯時間:7時間前後
【アクアテラリウムとアクアリウムで違う?】水槽のライトは何時間つけるのがベストか解説します! 〜コケなどトラブルが少なくなる点灯時間は?〜


水槽環境

水質

ウキゴリはそれほど
水質にうるさくない魚です。
底床にサンゴを使うなど
極端にアルカリ性や
酸性に寄った水質でなければ
大丈夫
でしょう。

ですがカルキ抜きは必ず行い、
カルキ抜きした水道水であれば
問題なく飼育することができます。

水温:15℃~30℃

ウキゴリは夏の高水温には弱いです。
最高でも30℃を超えないように
注意しましょう。
適温は22℃前後と考えましょう。

【25℃を越えたら始める】暑い夏を乗り切る水槽の水温上昇対策


水流

ウキゴリは水流がない場を好む魚です。
そのためフィルターの排水口の向きを
変えるなど水流を起こさないように
注意しましょう。

水深

特に気にすることはありません。

レイアウト

底床材

砂質や砂利が良いでしょう。
3㎝厚くらいに敷くのがおすすめです。


あまり潜ることはありませんが
驚いたときにとっさに
潜ることがあります。
ドジョウのように頻繁に潜ることはないので、そんなに厚く敷かなくても良いです。

水草

見栄えが良くなる点や
隠れ家としての役割も果たすので
水草を入れた方が良いです。

しかしウキゴリが泳いだり暴れたりすると
植えた水草は掘り起こされてしまうので
入れる水草は限定されます。

おすすめの水草を下に記します。

金魚藻

流通量も多く安価で
育成もカンタンな水草です。
成長が早く水の浄化作用も期待できます。


石などに張り付くタイプの水草

石や流木に活着する水草で
ウキゴリに掘り起こされる心配はありません。
成長は遅く頻繫なトリミングが必要ないため管理しやすい水草です。



浮き草

水面に漂っているため
ウキゴリによってレイアウトが崩れる心配はありません。

水草水槽始めるなら「陰性水草」から始めよう!陰性水草の特徴・種類・育て方をまとめます


隠れ家

隠れ家は必須です。
ウキゴリは基本的に物陰に潜んでいるため
隠れ家あると安心でき
ストレスを軽減することができます。

よくある土管型の隠れ家や水草の影、
石や流木のすき間も隠れ家として利用します。


エサ

ウキゴリは肉食なので
肉食魚用のエサを与えています。
特に問題なく餌付きますが
底に落ちたエサを見つけるのは難しいようなので
1粒ずつ与えた方が良いです。

注意点

一緒に入れる魚について

ウキゴリどうし

単独飼育をおすすめします。
複数個体を混泳させると
どうしても優劣が出てくるので
弱い個体が攻撃されます。

仕切り板を設けて完全に分離すれば
複数個体飼育することができます。

他の種類の魚

ウキゴリは比較的おとなしいので
あまり攻撃的でない種です。

ウキゴリの口に入らない大きさの
魚であれば混泳可能でしょう。

上層を泳ぐ魚が最も相性が良いでしょう。

エビ

食べられてしまいます
エサとしてならありです。


冬にヒーターは必要?

日本に生息するウキゴリは冬の低水温でも生きられます。
しかし水槽内では外気温の影響で
朝昼の水温差が大きくなりがちです。

そのため水槽ではヒーターを設置して
水温を15℃以上に保つことをおすすめします

【ヒータなしで冬を乗り切る】アクアリウム水槽の冬対策とヒーターが壊れた時のための節約術



浮くのは稚魚の時のみ?

ウキゴリの最大の特徴である
ふわふわと漂う行動は主に稚魚から若魚の時に
多く観察されます。

生魚もたまーに行いますが多くはありません。
基本は隠れ家でじっとしています。
そのため浮く行動は若魚の時までが
1番見られるでしょう。

まとめ

ふわふわ漂うウキゴリは比較的飼いやすい魚です。
愛嬌のある可愛い顔をしている
魅力的なウキゴリをぜひ飼ってみましょう。