【大量発生したときの対処法】水槽に小さな貝・スネールが出た時の原因と対処方法を解説

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いつのまにか水槽に小さな貝が増えていることありませんか?
そのままにしておくと、
あっという間に大量発生してしまうかもしれません。

この記事では小さな貝・スネールが
発生する原因と対処方法を解説します。

どこから小さな貝がやってくるのか?

小さな貝の発生原因の多くは
「買ってきた水草に付いていた」です。
目に見えていればある程度は取り除けますが、
厄介なのは卵です。
水草にはよく小さな貝の卵が付いているので、それが1番の原因たなります。

そのほかにもアク抜き済みの
流木・石に付いていることもあります
アク抜き流木は水に沈められた状態で
売られていることが多いです。
その水槽に小さな貝がいる可能性があるので原因の一つになります。

アク抜きをしないと水槽崩壊する!?流木をアク抜きをする理由と正しい方法 アク抜きをしないと水槽崩壊する!?流木をアク抜きをする理由と正しい方法

小さな貝の正体は?

水槽で問題となる小さな貝には多くが次の2種です。

①カワコザラガイ

平たい貝殻をもった小さな貝です。
自然界の川や用水路に普通にいる貝です。
殻は薄くて半透明なので
よく見ないと見つけられません。
大きさも2,3mmとかなり小さいです。

②ラムズホーン

ヒラマキガイとも呼ばれる
平く巻いている殻が特徴の貝です。
大きくなると1cmまで成長します。
カラーバリエーションが多く、
観賞用としても人気の貝です。

小さな貝を見つけたら2つことをする

水槽に数匹だけ小さな貝を
発見した時は次の2つのことをしてください。

①貝をピンセットなどでつぶす

まずは物理的に潰します
かわいそうかもしれませんが頑張りましょう。
ガラス面などにくっついている貝を
見つけてピンセットなどで潰します。
水草に付いている貝は
葉っぱを傷つけてしまうこともあるので
避けた方がいいです。

②水質を弱酸性にする

水質がアルカリ性に寄っていると
貝は繁殖しやすくなります。
貝殻が酸性だと溶けてしまうからです。
水槽で発生する小さな貝は
貝殻がとても薄いので影響を受けやすいです。

調整剤などで弱酸性にするのであれば、
少しずつゆっくり調整しましょう。
急激な変化は飼っている魚などに
悪影響が出てしまいます

もし大量発生してしまったら(即効)

すでに小さな貝が大量発生してしまった時は
物理的に潰してもキリがないので
別の方法を試します。
紹介するのは即効性のある方法です。

小さな貝を食べる魚を入れる

POINT

メリット:今のレイアウトを崩さず除去できる
デメリット:他の生き物に影響がでる

アベニーパファーなど
小さな貝を食べてくれる魚を入れる方法です。
アベニーパファーはフグの仲間で
貝を主食にしているので、
大量発生した小さな貝も食べてくれます
水草のウラに隠れた貝も
見つけて食べてくれるので、
みるみる貝の量が減ってきますよ。
60cm水槽でも1匹入れるだけで効果はありますよ

デメリットは他の魚へ
影響が出てしまうことです。
アベニーパファーは他の魚のヒレを
かじってしまうことがあります
そのため魚を飼っている場合はやりにくいです。
また、フィルターの中に小さな貝が
入ってしまっていると
水槽の中から貝がいなくなっても
完全に無くすことはできなくなってしまいます。

水槽をリセットする

POINT

メリット:完全に貝を除去できる
デメリットは:かなり面倒

最後の手段としては
水槽をリセットしてしまうことです。
リセットしてしまえば水槽の中だけでなく
フィルターやホースの中に隠れている貝まで除去できます
フィルターや水槽を掃除したら
1週間以上乾燥させると効果が大きくなりますよ。

デメリットはかなり面倒だし
今のレイアウトを崩してしまうことです。
水草もいい感じに育っていても
リセットした時の水質変化で変色する可能性があります。

スネール捕獲器は効果が低い?

商品としてスネール捕獲器というものが
売られていますが、
私はあまり効果はないと感じます
エサで小さな貝を捕獲器に
誘き寄せるという方法ですが、
ガラス面などに食べやすいコケがあるのに、
わざわざ捕獲器に入る
小さな貝は限られてくるからです。
水槽の苔を完全に無くした状態で使うと効果はあると思います。

小さな貝を発生させないためには?

水草を入れる前に処理をする

1番の発生源である水草を
水槽に入れる前に処理をすることが大切です。
アクアリウムショップはどうしても
小さな貝がいることが多いです。
適切に処置してくれるショップがほとんどですが
100%は難しいです。

「水草その前に…」という商品もあり、
買ってきた水草から小さな貝だけでなく
残留農薬なども除去できますよ
水草をすぐ入れたくなるかもしれませんが、
ワンステップ踏みましょう。

水質を弱酸性にする

弱酸性化させるだけで
貝の繁殖スピードがかなり抑えられます。
貝殻がうまく形成できないからです。
流木を入れるだけでも
流木に含まれる腐植酸によって
水質は酸性に傾きますよ
逆に石が多いとアルカリ性に寄ってしまうので注意が必要です。

調整剤で弱酸性にする場合は
ゆっくり、少しずつ調整しましょう。
急激な水質変化は他の生き物や、
フィルターのバクテリアに悪影響がでます

コケ掃除をしっかりする

日頃からガラス面を掃除したり
コケを減らしておくことも重要です。
エサとなるコケが少なければ
小さな貝も増えません。

そのためには魚にあげる
エサの量を減らすことも大切ですよ。
すぐに食べ切れる量をあげるようにしましょう。

流木・石は乾燥させたものを使う

流木や石にも小さな貝は潜んでいます。
乾燥している場合、
小さな貝やその卵は乾燥に耐えられず
死んでしまっています
そのため水槽に使う流木や石は
乾燥しているものが好ましいです。
流木の場合は沈まないことがあるので注意しましょう

小さな貝が大量発生するデメリットは?

小さな貝による水草の食害は少ないです。
小さすぎて水草は食べられません。
小さな貝のデメリットは
鑑賞上の見にくさが1番です
細かい粒が水槽の中にあると気になりますよね。
あとは小さな貝のフンで水が汚れてしまうことです。

さいごに

小さな貝が大量発生してしまった時の
原因と対処法を解説しました。
日頃から注意することが重要で、
水槽に持ち込まないのが1番です。