【入手手順と金額公開】酒屋でミドボンを借りて水槽に二酸化炭素を添加する方法

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水草水槽を維持するときの
必須アイテムと言えば
CO2機器ですよね。
極力コストを抑えるためにも
「ミドボン」の導入を考えている方も
多いと思います。

ふと
ふと

この記事では
実際に使っている筆者が
ミドボンの入手方法から設置方法まで
まとめていきます

POINT

①ミドボンは酒屋で手に入れる
②ミドボン用のレギュレータが必要
③おおよそ2年で空になる
④ランニングコストは年間2,000円以下

水槽にCO2を添加するには?

アクアリウムでCO2を添加する方法は
3つあります。

  • ①ボンベを使う
  • ②発酵式を使う
  • ③タブレットを使う

この中でもっとも一般的なのが
①のボンベを使う方法です。
詳しくは別の記事に書いてます。

陰性水草のためのCO2添加 ~必要な器具からセット方法まで解説~【アヌビアス・ミクロソリウム・ブセファランドラ】

ミドボンを使う理由

ミドボンとは?

ミドボンは液化炭酸ガス(CO2)が入った
ボンベのことです。
居酒屋とかでも見かけることがありますよね。
アクアリウム用のCO2ボンベの
大きいバージョンと考えると
分かりやすいです。

なぜミドボンと呼ばれるのかというと
「緑のボンベ」だからです。

ふと
ふと

略して「ミドボン」ということです

メリット・デメリット

メリット

ランニングコストが安い

高価なイメージがあるCO2添加ですが、
ミドボンを使うことでランニングコストを
かなり抑えることができます。

アクアリウム専用の小さなボンベ(74g)は
1本500円で販売されています。
一方のミドボンは約60倍もの量が入って
実質3,000円です。
単純計算で10倍もコストを抑えられるのです。

大容量

基本的には5kgのミドボンが主流です。
これだけあれば2年は使い続けられます。
小さなボンベと比べても
交換頻度が少ないために、
添加量などを設定する手間が減ります。

デメリット

設置場所に困る

ミドボンはかなり大きいです。
高さは60cm弱あるので
低い水槽台だと収納できません。

アクアリウム専用のボンベであれば
見せる収納もできます。
しかしミドボンは基本的に
中身を何度も入れ換えて使われているので
キズだらけです。
そのため見せる収納もしにくいのです。

入手方法が分からない

ミドボンはどこで入手したらよいか
分かりにくいです。
ホントに酒屋で手に入るのか心配です。

ミドボン用のレギュレータが必要

レギュレータとはボンベ内の高圧なガスを
減圧してくれる機器です。
一般的なレギュレータは
アクアリウム専用の小さなボンベ用のため、
ミドボンには使用できないことがあります。
そのためミドボンなど大型のボンベにも
使えるレギュレータを用意しなければなりません。

ミドボンを使ってCO2添加を始める

①ミドボンを酒屋で借りる

ミドボンを借りるには比較的大きな
酒屋さんに行く必要があります。
リカーマウンテンや酒屋ビッグなど
大手チェーン店であれば問題ありません。

あとは炭酸ガスボンベください
店員さんに伝えるだけです。
すると奥から大きな
ミドボンを出してきてくれます。

②必要な用品をそろえる

ミドボンだけではCO2添加できません。
他に必要なものは、

  • レギュレーター
  • 電磁弁
  • スピードコントローラー
  • 耐圧チューブ
  • 拡散器
  • タイマー

詳しくは別の記事で
まとめているので参考にしてみてください。

陰性水草のためのCO2添加 ~必要な器具からセット方法まで解説~【アヌビアス・ミクロソリウム・ブセファランドラ】

③ミドボンをセットする

ミドボンの接続口にレギュレータを
設置します。

こちらがレギュレータの接続口。
しっかりと繋がないと
ここからガス漏れする危険があります。

そしてここが耐圧チューブをつなぐ箇所。
耐圧チューブは硬いので
先にレギュレータに繋げてから
ボンベに繋げた方が作業しやすいかもしれません。

その先はバブルカウンター(逆流防止弁)から
拡散器に接続していきます。

すべて繋いだらボンベのコックを
開放しましょう。
レギュレータのメーターが動くはずです。
この時、接続部に石鹸水を少しつけて
ガス漏れがないか確認しましょう。

その後コンセントをさして
スピコンを調節していきます。

スピコンの調整はミリ単位の調整です。
設定しても20分後には
多すぎたり出なかったりするので
辛抱強くやる必要があります。

ミドボンの相場とランニングコスト

ミドボンの相場

筆者が借りた酒屋の場合

私は近くの酒屋リカーマウンテンで借りました。
結論からいえば総額8,000円でした。
めちゃくちゃ高いやん
と思うかもしれませんが
実はこの金額にはボンベ本体の
保証金5,000円が含まれています。
次回以降は保証金を引いた
3,000円で中身を満タンにしてくれます

アクアリウムショップの場合

アクアリウムショップでもミドボンを
貸し出すところが多くなってきました。
近くのアクアリウムショップでは
7,800円でした。

ふと
ふと

酒屋よりは安かったですね

ミドボンは酒屋で手に入れた方が良い

アクアリウムショップの方が安かったですが、
ミドボンは酒屋で、
それも大手チェーン店で借りた方が良いです。
理由は店が潰れてしまう心配が少ないからです。
ミドボンは2年くらいで交換しに行くため、
交換しようと思っても
借りていた店舗がつぶれている
可能性があるのです。
そのためある程度大きな
酒屋チェーン店での購入をおススメします。

ランニングコストを計算する

電気代

CO2機器での電気使用は
電磁弁のみです。
私が使用するクリスタルアクアの
2ゲージCO2レギュレーターの場合、
消費電力は0.25Wです。
これは24時間365日使い続けても
電気代はたったの60円です。
実際1日8時間使うとすれば20円です。

CO2添加しない夜間に
エアーションをすると考えても
年間で250円だけです。

ボンベ交換

ボンベはおおよそ2年で空になります。
1回の交換で3,000円かかるので
年間では1,500円です。

年間総計:1,750円

1年のランニングコストは2,000円を切ります。
CO2添加は
導入コストが高いですが、
維持費はかなり低いことが分かります。

さいごに

ミドボンの入手方法や
設置方法まで解説しました。
導入コストはそれなりにかかりますが
長い目で見ればいい選択です。
アクアリウムを楽しみましょう。